Vocalist IV&名盤シリーズ#12

木曜日, 5月 6th, 2010 @ 22:24:29 | blog

連休明けと同時に雨だ、長崎地方。なんか、出来過ぎだ。

ここんとこ暇だ。まっ、ちょっと忙しすぎたのでちょうど良い休養になってると思えば良いのだろうけど、生来の貧乏性がね・・うずく。

で、暇な時間を利用して、青春時代の穴埋めを果たすべく、せっせとYOU TUBEを漁っている訳だ。

前回に紹介した、ファンクの帝王『ジェームス・ブラウン』ネタをもう一つ。勿論、僕自身、このお方、大好きだ。

その、圧倒的なグルーブ、カリスマ性というか存在感は、もうド変態というしかないね。

(ただ、それがあまりに凄すぎて、本来の歌唱がとてつもなく素晴らしいという事が見過ごされているきらいもある。)

そこに、白人のくせに帝王に挑もうという無謀なおっさんを発見!!

名を、ロバート・パーマーという。イギリス人だ。

この名を知る人は、そう多くないだろう。元々、知る人ぞ知ると言った、ソウル・シンガーだったのが、1985年に、イギリスで結成されたスーパーグループ『パワーステーション』のボーカルとして、突如としてシーンの最前線へ躍り出たかと思ったら、あっという間に脱退し、その後は、元の渋い路線へ戻ったからだ。

このバンド、メンバーが、デュラン・デュランからアンディ・テイラー(Guitar)とジョン・テイラー (Bass)アメリカのファンクバンド、シックからトニー・トンプソン(Drums) と、バーナード・エドワーズ(プロデューサー)というド派手なメンツ。

power_.jpgで、出したアルバムがゴツかった。(名盤シリーズ唐突に復活。)

当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだったニューヨークのその名もパワー・ステーションというスタジオで録音されたアルバムは、新進気鋭のエンジニア、ジェイソン・カサロによる圧倒的なサウンドで、あっと言う間に世界を席巻した。

このアルバムのサウンドは、とてつもなく流行り、日本でも、レベッカやら、吉川晃司やら、Be`sあたりが真似しまっくってたね。

というか、ニューヨークまでいって、ジェイソンにミックスしてもらった連中がいっぱいいた。

このアルバムは、まさに僕がエンジニアになって、これからガンガンやって行くぞー、といった時期に出たし、同じパワーステーションのエンジニア、ボブ・クリアマウンテンが大好きだったしで、めちゃくちゃ研究したアルバムといえる。

このアルバムを象徴するのが、タイトなトニー・トンプソンのドラムを、クロース・マイク(近接したマイク)と、アンビエンス・マイク(離れたマイク)で録り、ミックスの際に、アンビエンス・マイクをビシビシにコンプでつぶし、それにノイズゲートをかけて、クロース・マイクとミックス、という、いわゆるゲート・リバーブ・サウンドだ。

ただ、普通のゲート・リバーブと違ったのは、いわゆるリバーブマシンを使わず、自然なアンビエンス=リバーブを使った事と、ドラム全体にかけて、とてつもなく荒々しくバワフルなサウンドにした事。

その代表的な曲を紹介しよう。『Some Like It Hot』

本題に戻そう。このパーマーさん、見てくれは、いつも高そうなスーツをダンディに決めて品良く見えるが、怪しく光る目が、そのド変態ぶりを隠せない。

ド変態同士ががっぷり絡んだ白黒ショー、『I Feel Good』続けてお楽しみあれ。

(※後で分かったが、このパーマーさん、2003年に亡くなっていた。わずか54歳だったという。それだけじゃない。ドラムのトニー・トンプソンも同年に亡くなり、プロデューサーのバーナードは1996年には亡くなっている。合掌。)

 

Recently

  • チューブマイクまとめ
  • チューブマイク祭り その2
  • チューブマイク祭り その1
  • レコーディング連発 その2
  • レコーディング連発 その1
  • お寺PAシステム
  • 久々・・・・
  • 活水女子大学ポピュラーコースLive#2
  • 活水女子大学ポピュラーコースLive
  • スタジオ・リニューアル#8
  •  

    4 Responses to “Vocalist IV&名盤シリーズ#12”

    1. KITON Says:

      こんにちは。

      久しぶりにお邪魔してみたら ロバート・パーマー?。
      ???確か持っていた様な気がして確かめたら「ライディン・ハイ」なるLDを発見。
      聞いてみたら(観たら?)ボサノバ風の曲、2曲は好みだがそれ以外はあまり好みではありませんでした。
      考えてみたらユーロジャズも私の好みではありませんでした。
      しかしジェームス・ブラウンとの『I Feel Good』のセッション これは凄い。
      ロバート・パーマーの評価が180度変わりました。
      もっと永く生きていたら、違うロバート・パーマーが見られたかと思うと凄く残念です。

      思い出せば ゴンサロ・ルバルカバもそうでしたね、セッションをする人によってスタイルがコロコロ変わる。
      有る意味で発展途上と言うか許容範囲が広いというか、ピンとキリの人ってその様な人かもしれませんね。

      p.s.
      「東京人」という本が在るのですが、これは東京限定ではないようなのですが、
      ちょっとマニアックな一般紙です、一読を。

    2. admin Says:

      お久しぶりですKITONさん。

      先ほど、お送りいただいた『東京人』拝読させて頂きました。本当にありがとうございます。
      こちらで販売されているかどうかは僕は知りませんが、見た事はありません。
      しかし、こちらの龍馬ブームは凄いです。

      それにしても、何でもお持ちで驚きます。
      僕も、ロバート・パーマーは、『パワーステーション』と、その次のソロアルバムしか聞いていませんが、当時、とても気に入ったボーカリストの一人でした。昔からイギリスには彼のようなソウルフルな白人シンガーが数多くいます。亡くなっていたなんて、本当に残念です。

    3. KITON Says:

      こんにちは。

      おかげさまで
      ・マドンナのワンナイト・オブ・ブロードウェイ(1988) 未公開
      ・キッド・クレオール&ザ・ココナッツ
      ・ジャクリーヌ・デュ・プレ「ます」「白鳥」
      のLDまで引っ張り出して聞いたり観たりしてしまいました。
      中々きっかけがなかったので本当に良い機会でした。

      龍馬は東京でも大変ですよ、
      雑誌は出るは、
      デパートでは長崎物産市でも、京都物産市でも、高知の物産市でも、すべて龍馬。
      土佐下屋敷の在った京浜急行の立会川駅周辺は大混雑です。

    4. admin Says:

      “キッド・クレオール&ザ・ココナッツ”・・懐かしいですね。ジャクリーヌ・・は、不勉強で存じ上げません。

      そうですか、やはり東京でも龍馬熱は燃え上がっている訳ですね。まぁ、放映が終わる頃、経済効果に換算したらドエライ事になっているでしょうね。

      さすが、幕末を代表する経済人“坂本龍馬”の面目躍如、といったところでしょうか。

    Leave a Reply

    XHTML: You can use these tags: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <code> <em> <i> <strike> <strong>