モニターチェック!! その一

火曜日, 1月 27th, 2009 @ 14:36:23 | blog

くそ寒い日が続きますが皆さんいかがお過ごしでしょうか?

僕は、打ち込みに追われる中、何を血迷ったか、新しいモニターのチェック何ぞにまで手を出してばたばたです。
※ ありがとうございまっす、Mr. Fujimura HIBINO

モニターとは、スタジオのサウンドを聴くためのスピーカーの事なんですが、いわば、スタジオの定規、とでも言いますか、いわゆる、キモ、なんですな。

これは、前々からの懸案事項といいますか、我らミキサー稼業の人間にとっては永遠の課題と言いましょうか、とにかく、常に頭から離れない問題なのであります。

といいますのも、まず、完全なるモニター何ぞはこの世に存在しない、ということ、常に、シーンの流行のサウンドは移ろっている事、つまり、これといった正解がない厄介きわまりない世界なのであります。

以上の事から、いつも、僕らは、モニターに頭を悩ませ続けている訳なんです。

img_0167.JPG※ 現在我が社のメインモニターは、ここ20ン年、世界のメインモニターの座に君臨し続けている、YAMAHA NS-10M STUDIOです。

僕も、エンジニア生活のはじめからお世話になっている銘機でして、いわば、10Mと共に育った世代です。

途中、ちょこちょこと浮気はしましたが、必ず、ここに戻ってくると言う・・・まるで、ナントカのようなモニターなのです。。。。

しかし、もともと10Mにはローが無い上に、ハイの伸びも無い、という大きな欠点があります。 ここらへんが、何ともいかんともし難いものになってきたんであります・・・・・・・

で、今回のお品、その一。DYNAUDIO ACOUSTICS BM5A MKII

img_0169.JPGこれ、正式に何と読むのか知りません。ディナーウディオ? ダイナオーディオ? どっちでも良いんやけどね。

多分、アメリカ製です。(いい加減ですな・・・)

最近のモニターは、例外無くアンプドです。つまり、パワーアンプがいらん。。。便利やし、アンプの音色に左右されないし、・・・とりあえず良い事ずくめで、信頼できますな。。。

早速繋いでみた。

うーん・・・・・良い音。。。。でも・・・・・

まず良い点。解像度が10Mと比べて段違い。いろんな部分が、良ーく見える。

過去の自分の作品の欠点を発見してがっくりする。

それにローハイともに結構出てる。これまた10Mでは聞こえないところが聞こえる。

ローエンドはバスレフなんで、特有の遅れ感が気になるが、ハイの伸びと解像度の高さは秀逸やね。

高いだけある。(2本で20ん万円。)

もともと、10Mはローエンド、ハイエンドが出ていない。ゆえに、それに代わる機種を探し続けている訳なんですな。

で、良くない点。・・・まず、あんまりパワーが入らない。ちょっと突っ込むとすぐにピークの赤いランプが点く。かまわず入れると、やはり潰れる。

これくらいだと、バンドの録りには使えない・・・・残念。

ローハイに比べ、ミッドが寂しい。こんなにすっきりしていると、何か、間違いそう。

10Mの良さは、まさにミッドの充実に尽きる。ミッドの処理を間違えない事で、現在の地位を築いたと思う。

ただ、最近、オーディオ全体が少し変化しつつあるようだ。

昔のスピーカーはおしなべて、その特性はかまぼこだった。つまり、ローハイがダラ下がった、中域中心の音作りだった。テレビもラジカセもコンポステレオも・・・

それが、ラジカセを筆頭に、どんどんドンシャリになって来ている。

例えばハイビジョンTV。。。。。

ずーっと我慢していたけど、ついに我慢しきれなくなって、去年の暮れに買った。

そのサウンドがまた、絵に描いたようなドンシャリなんだすな。。。100Hzあたりと8KHzあたりがぐぐっと持ち上がった感じの・・・・

因に、僕のリビングルームのオーディオシステムは、往年の銘機、ダイヤトーンだ。

当然、テレビのサウンドを再生可能だ。

で、比べてみた。・・・・結果は、かなりの違いがあった。

テレビはドンシャリ、・・無理矢理のばしたローハイなので、やはり不自然だし、とにかく情報量が少なくてチープに聞こえる。

それに比べ、ダイヤトーンは中域の情報量が多くて自然で豊かだ。

まっ、当たり前かな、あんなに薄っぺらなボディに納めたスピーカーだ。豊かな音がするわけない。

・・・・で、何が問題なのか?

中域が豊かでローハイが乏しいモニターでミックスした作品は、バランスの良いミックスにはなるが、往々にして、キックのローが出過ぎていたり、シンバルのハイがきつ過ぎたりする事になりがちだ。

つまり、10Mを信頼しすぎると、今のオーディオ環境で聴いた場合、ローハイが出過ぎたうるさいミックスになりやすくなるのだ。

たいていのエンジニアは、これを補うために様々な努力をしている。東京の大スタジオならば、巨大なビッグモニターがあるので、それでローを聴くことができるが、小さなスタジオではそうはいかない。

まず、巨大なスピーカーを置くスペースがない。巨大なサウンドを放射できる環境を作れない。

要は金がない、という事なんだけどもね。

よって、僕は、リファレンスになるCDを複数用意して比較する、ということと、スペクトラムアナライザーを併用し、ヘッドホンで確認しつつ、更にはカーステレオでモニターしながら、これまでローハイを決めて来た。勿論、複数のラジカセも含めてだ。

でも、この方法は、言ってみれば『勘』だ。はなはだあやふやというしかない。

要は、我がスタジオにも、完璧な周波数を再生できるモニターが必要なのだ、やっぱり・・・・

しかも、小型で、それなりの予算で・・・・・あるのか? そんなもん。。。。

次回その二は、10Mにサブウーハーを加えた、2.1chシステムにトライします。お楽しみに!!

 

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