光と陰

木曜日, 11月 6th, 2008 @ 20:16:00 | blog

ln05a1.jpg2008.11.4深夜。第44代アメリカ合衆国大統領に、バラック・オバマ氏が当選した。

1776年の独立以来初のアフリカ系アメリカ人大統領の誕生だ。足掛け二年に及ぶ激闘を勝ち抜いた、その体力と精神力に、まず敬意を表したい。

ウルトラタフでなきゃ、大統領職は勤まらない。アメリカらしいハードルだ。

当選直後の演説はとても落ち着いた素晴らしいもので、聞いている民衆の魂を揺さぶる感動的なものだった。

よくいわれる事だが、 彼は、第三十五代大統領ジョン・F・ケネディと比較される。

どちらもハーバード卒のエリートで、若く、才能はうたがいもなく、自信に満ちあふれ、物腰はどこまでも優雅だ。

ケネディは、アメリカの主流、プロテスタントではなくカトリックで、アイリッシュ系だった。

200px-john_f_kennedy_white_house_color_photo_portrait.jpgオバマは、いうまでもなくアフリカ系だ。

彼らが大統領になる事自体が、一つの奇跡であり革命だったのだ。

そして何と言っても、聴衆のハートをわしづかみにする名スピーカーだ。

ケネデイは47年前、就任演説でこう民衆に呼びかけ奮い立たせた。

『あなたの国家があなたのために何をしてくれるかではなく、あなたがあなたの国家のために何ができるかを問おうではないか。』

そして、オバマは昨夜、熱狂する大観衆をなだめるように言った。

『自由を疑う人、・・・民主主義を疑う人・・・その方々に伝えよう。今日が、その答えだと。』

感激が最高潮に達した観衆とともに最後に締めくくる。

『Yes we can!!』

2人の共通点は、人々が、決して無くしたくはない、あるいは、どこかに置き忘れた、“誇り”に、極めてダイレクトに響く言葉を持っている事だ。

翻って日本の政治家は・・・・・はぁ〜、ため息が出そうなくらいお粗末なもんです。

アメリカは、それこそとてつもない暗部も同時に抱えている。しかし、それでも、昨日のオバマ氏の言葉を聞いていると、まだまだ希望はあると思えるのだ。

それこそが、真のアメリカの力なのだと思うし、それこそが政治家の力なのだ

願わくば、その暗部のメカニズムが動いて、かつての悲劇(暗殺)を繰り返さないように祈りたい。

20081106-00000500-sanspo-ent-thum-000-small1.jpg奇しくもその前日、我が国では、かつて絶頂を極めたヒットメーカーが逮捕された。何と詐欺事件だと言う。

その全盛期、年間100億は稼いでいたといわれるその男の凋落ぶりは、見るも無惨なものだった。

僕は、20数年前と19年くらい前の二回、彼と仕事をした。

一回目は、まだブレイク前で、小さなライブハウスの演奏を、僕がラジオ番組用として、録音を担当した。

観客は50名いたかどうか ・・・

二回目は、完全にブレイクしていて、長崎市公会堂の公演だった。この時僕が担当したのは、20名程のエキストラを仕込む事だった。(実は当日欠員が出て、僕自身ステージに上がった。)
この日は昼夜二回公演で、どちらもソールドアウト。計3500名あまりの観客動員だった。

いずれにしても、直接、彼と話した訳ではない。が、本当の彼は、きっと、ただただ音楽が大好きで、静かにシンセサイザーをいじっていれば幸せ、という物静かな青年なのだと思う。

別に肩を持つ訳ではない。実に恐ろしきは、金と欲。そして、それに群がる輩なのだ。

世の中には、彼なんかよりずっと罪深い本モノの詐欺師がゴロゴロしている。

そんな連中は、決して、司法の網に引っかかる事なくのうのうと今日も誰かを騙している。

そういうクソどもと比べれば、小室君は、ある意味、被害者なのだと思う。

しかし、ミュージシャンにとって、最も大事というか最後の砦である著作権を釣り餌に使うとは、・・・・なんとも悲しい話だ・・・・

きっと彼は、その昔、金と引き換えに、“誇り”、をも、無くしてしまっていたのだろう。。。。

 

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