スタジオ・リニューアル#7

火曜日, 6月 25th, 2013 @ 18:17:53 | blog

またまたクソ忙しさ、おっと失礼、ありがたーいお仕事にもみくちゃにされながらの昨今。

いいかげん、このシリーズを終わりたい!!!

さて、難航を続けた新しいモニター選び。ようやく、そのゴールを見ることが出来るのか?

77824.jpgという訳で、前回予告したADAM Audio A77Xと、予想外のニューカマー!! Mackie HR824mk2!!

Mackieとはあのマッキー。レコーディング機器というよりPA分野で有名で、しかもスピーカーというよりミキサーでの評価が高いメーカーだ。

しかし、本国アメリカでは、PAスピーカーでの評価が高い、ということは僕も知っていた。

まっ、そんなことより切羽詰まった僕がネットを駆け巡って探した中で見つけたこの記事が決め手なったのは間違いない。

それでも、苦し紛れの一手という感は否めない。つまり、期待も薄いということ。

という訳で、早速、セッティング&リスニング・・・・・

まず、A77X。ルックス最高。見ただけでアガる。。。。ただ、やはりダブルウーハーが気になる・・・・

Dateは公式発表がまだ無いので、とある宣伝を拝借。

『A77Xは2つのウーファーと1つのツイーターそれぞれにパワーアンプを内蔵し(RMS 100W×2、RMS 50W×1)、A7XやA8Xではパワー不足だけどS3Xは高すぎる…といったニーズに対応する、クオリティとコストのバランスを高い次元で実現した素晴らしいモニタースピーカーと言えます。』

ナールホド、そのとおり、という感じ。二発で約25万円也の一品。

補足すると、ダブルウーハーは400Hzで切られている3WAY!? ゲッ、マジで?!

ここが、僕の最大の引っかかり点。

で、僕の印象というと、引っかかった通りミッドが分断されて聞こえる。

400というのは、ミッド下の真ん中、実に大事なポイントで、楽器のほぼ全てが含まれる周波数だ。ご覧の通り、両ウーハーは結構離れている(約20cm)。

ゆえに、こんなところで切られると、ニアフィールドでははっきり解ってしまうぢゃないか!!!

せめて、150〜200Hzあたりで切れなかったものか・・・実に惜しい。

あの美しいハイはそのままだし、推薦通りパワーはあるし、ミッドはやはり薄いとはいえ、7インチウーハーの御陰か、A8Xに比べれば随分解り易い。

立てたり離したり、散々やってみたが、あんまり変わらず・・・・

で、次に期待薄のマッキーに取りかかる。結構でかい。

W=273mm H=425mm D=290mm 15.7kg MAX SPL=120dB。

Dateだけでは、A8Xとほぼ互角。実際のサウンドが問題。

出してみる・・・・・・・ほぉー。。。。。これはこれは・・・・。

はっきり言えるのは、圧倒的にパワフルであるという点。この点はダントツ。初めて不満を感じなかった。

オーバーロードインジケーターがあるので赤く付くまで突っ込むが、いやーここまでは出さんやろ!? 位の爆音。

サウンド的な特筆ポイントは、何と言ってもロー。楽に無理なく35Hzが見える。これは、搭載されたパッシブラジエーターによるものらしい。前面にポートが無いので当たり前だが、全く風が来ないのが嬉しい。

メーカーによると、『パッシブラジエーターの第一の利点ですが、シンプルな ポートやダクトに比較して、低域再生に歪みが少なく、 より大きな音圧(SPL、サウンドプレッシャーレベル) を稼ぐことができます』

ローは、A77xも近いものがあるんだけどね。

ハイは、やっぱり77Xに分があるが、824も出てないわけではない。むしろ、824の方がフラットな感じ。

が、その分、楽しさは少ない。

で、重要課題のミッド。これが、勝負の分かれ目になることは分かっていた。

デカイウーハーの割に、824は大健闘してると思う。A8Xの時に感じた薄さはほぼ無い。A77Xも、量的にはクリアしているし、スネアなんかの張りとか迫力は、むしろ824を凌駕している。

むむむむむむ難しい・・・

しかし、決定的なポイントがある。それは定位感だ。

この点、824mk2は、シンプルな2Wayゆえ、77Xをはっきり上回る。これは大きかったね。

やはり、77Xは、ここには不釣り合いなのだ。何度も言ってきたが、今回聴いた機種のサウンドはいずれも素晴らしい。

各メーカーさんの努力に頭が下がる思いだ。しかし、問題は、ここに合うか?! という点一つなのだ。

一応スペアナでチェック。上からA77X、824mk2。824は見事なラインを見せているが、77Xは結構酷い。これはあくまでも、弊社スタジオでのものであり、しかも、写真の通り縦置きだからだと思う。

その下の緑のスペアナ画像は、新兵器、RME UFX(オーディオインターフェイス)のオマケ、DIGI Checkという測定ソフトの画面だ。上がA77X、下が824mk2。因みに、このA77Xは横置き。

(やっぱ、77Xは横置きが良いね。残念ながら、うちではスペースの関係上、無理だ。)

UFXのことは別に述べるが、このオマケ、実に素晴らしい。RMS&Peakメーター、スペクラムアナライザー、オシロスコープ、その他多数・・・とりあえず、音響に必要な殆どの測定が可能だ。

因みに、赤いハードのスペアナは4db間隔、緑のDIGI Checkは1db間隔だ。

二時間程、立てたり寝かせたりして様々なソースで試聴を重ねた結果、やっとの思いで、ここにめでたく、我がエコーフィールドスタジオのニュー・スタジオモニターが決定した。(ふぅ〜。。。。)

いうまでもなく、Mackie HR824mk2である。一件落着!!

(大量のデモ機を送って頂いたコンチネンタルファーイースト様、本当にありがとうございました。残念ながら、ADAMのスピーカーを購入できず、誠に申し訳ありません。)

・・・・・・・

現在、大活躍中の824mk2であるが、一番驚いたのは、キックのローを切る際、ハイパスフィルター を1Hz単位で動かすのがはっきり解る。例えば、36なのか35なのかみたいに。これこそ、僕が望んだものだ。

『実に面白い』

 

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