アメリカンアイドル10・フィナーレ!!

月曜日, 6月 6th, 2011 @ 13:46:19 | blog

とうとう終わってしまった、アメリカンアイドル。

最終2TOPに残ったのは、スコッティ・マクリアリー(17歳)、ローレン・アライナ(16歳)という最強10代コンビ。とはいっても実力は尋常ではなく、とても十代とは思えない(ルックスも)。

特にスコッティの低音ボイスは魅力充分で、そのルックスも相まって、既に、スーパースターのオーラさえ醸し出している。

カントリー界のニューヒーローとして、爆発的に売れるに違いない。

やっぱアメリカって、カントリーの国なんだね・・・と思った。女の子のローレンもやはりカントリーシンガー。ただ、彼女の声は、まさに『こりゃー売れるだろうなー』と、思わせるような、ロック&ポップなテイストも充分で、カントリーにとどまらない活躍も期待できそうだ。

僕が思うに、即戦力はスコッティ、将来性はローレン、といったところか。

そして、決勝投票発表に至るまでの盛り上げ方がホント素晴らしかった。

ゲストも、アメリカ最高視聴率を誇る番組だけあって、まさに豪華絢爛。

御大トニー・ベネット、サルサのスーパースター、マーク・アンソニー(ジェニファーの夫)、ビヨンセ、ジューダス・プリースト・・・・他〃

ジャズからヘヴィメタまで、アメリカ音楽文化すべてが網羅されていると言っても過言ではない。

そして、ゲストオーラス、われらがスティーブン・タイラー。

でも・・・ピアノ弾き語りで『ドリーム・オン』を唄い出したのには、少しがっかりしたし(ピアノがあんまり巧くないんで、リズムも唄もフラフラ)、何より、エアロスミスでないので、バンドサウンドがまったく違う。(ジョー・ペリーのむかつく顔が目に浮かぶようだ)

あー、やっぱりスティーブンは、良くも悪くもエアロスミスのボーカルなんだな〜、と確信したシーンでもあった。

お客は大熱狂だったけどね。

そしていよいよ発表・・・・結果は、カントリー王子、スコッティ!!

納得かな。というより、どっちでも納得。だって、甲乙なんてつけられない。そんなレベルじゃないもんね。

さぁー、また、次なるシーズン(11)が始まる。また、全米から10万人を越える挑戦者が集まるのだろう。(今回は、なんと12万数千人だったらしい)

それだけの価値はあるよ、この番組。なんといっても、すべてが生演奏。バックの演奏陣の巧さも半端無い。

どっかの国のように、演奏、ほぼカラオケ、ボーカル、全編ピッチ補正済み、なんていうようなせこいもんとは訳が違うのだ。だから唄だって、微妙に音程が外れるとこもちゃんと分かる。

でも、それが本物だろ?

ピッチ補正の話しが出たついでに・・・・

ピッチ補正プラグインについて話そう。

これは平たく言うと、音程の外れたボーカルを機械で簡単に直す、という魔法のようなコンピューター・ソフトの話し。

いわゆる業界に(嫌な言い方やね〜)おいて、ボーカルのピッチ(音程)を補正するようになってどれくらいだろう・・・

実はかなり古い。僕がこの仕事を初めた直後(27〜8年前)くらいには、既に聞いていた。

その方法は、狂った音程の箇所を別チャンネルにコピーし、それにイーブンタイドのハーモナイザー (当時、世界中のスタジオ及びミュージシャンがこぞって手に入れた画期的なエフェクター)をかける。

ハーモナイザーは、ピッチを変える事ができたので、ここで矯正して本編と入れ替えた訳ですな。

まっ、プロが堂々とズルをしていたわけだ。

この頃は、如何に早く確実にこの作業ができるかで仕事が決まる程だったとも聞いた事がある。

(かなりの職人技だからね)

当然、その対象は、歌のへたくそなタレントとか、アイドル系とか、に限られていた・・・はず・・・

ところがだ、ちょっと前に、テレビ局に勤める同業の知り合いに聞いた話しによると、ほとんどすべての音楽番組のボーカルは、プラグインによって補正されているという。

金曜夜のあれだって、某国営放送のあれだって、サングラスかけた博多のおっさん司会のあれだって、・・軒並みすべてだと、彼は断言していた。

マジかよ!?

これでいいのか?

最近では、DAWのプラグインソフトとして、かなり簡単に手に入る上、その操作も驚く程簡単。

代表は ANTALES AUT-TUNE、WAVES TUNE、CELEMONY MELODYNE・・あたりか。

アマチュアでも、相当な割合で使ってるんじゃないだろうか。

勿論、弊社のシステムにも入っている。

しかし僕は、これまでずーっと、意識して避けて来た。

だってさ、 やっぱおかしいでしょ? 外れてるもんは外れてるって認識しなきゃ。進歩しないでしょ!!

わっ、外れてるっ、恥ずかしーっ、と思うからこそ練習するんだべ? 違うかな?

じゃ、ライブはどーすんの?! そこらの耳の悪い素人は分かりゃしないさ、とか思ってんだとしたら、即刻ミュージシャンなんか止めちまえっ!! って話しだわな。

ライブだってなんだって、分かるって!! 当たり前に。

その前に、本人がいやだろう? そんなズルした自分に、何よりへたくそな自分に!!

・・・・こんな考え方って、古いのかな?

まっ、あまりにも気楽にピッチ補正を使うきらいがありすぎるので自戒を込めて書いてみた。

勿論、気持ちはよーく分かるんだよね。パフォーマンスはバッチリだった、でも、あそこのサビの、あの一音がビミョーにフラットしている、だからそこだけお願いっ、てね。

それとも商品なんだから、と割り切るべき? (グラビアだって何だって、修正の嵐だべ?)

でもね、僕だったらこう思うんだな。その音源を聞く度に、きっといたたまれない後ろめたい気分になるって。つまり、自分の作品に誇りが持てなくなる。。。

そんな作品、売っても良いのかい?・・・・てね。

 

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    3 Responses to “アメリカンアイドル10・フィナーレ!!”

    1. マッキー Says:

      ピッチ補正のジレンマ、ありますね。(^^;)。
      使わないに越したことはないのですがただ1箇所のミスでその後の作業に遺恨を残すようであれば
      救済策として機械補正を提案することはあります。
      何度やってもピッチのクセがどうしても抜けなくて気落ちして総崩れしまうのが惜しくて。

      でも自分は基本的にピッチ補正はuntouchableの領域だと思ってます。
      パフュームみたいな演出目的なら全然構いませんが。笑。

    2. admin Says:

      その通りなんだけどね。
      ・・総崩れ・・・確かにあるね・・・
      俺の場合は日を変えたね。それも無理な場合は、とにかくあの手この手で、近い線を出すまで粘る。これしかなかったな〜(遠い目)
      外れている事を自覚するのも勉強つーことでね。
      だから、アマチュアの場合、本人の裸を見せてあげる事も、俺たちの仕事の一つだと思うんだな、偉そうに言う訳ではなく。今回が終わりではないと言う意味で。
      まっ、当時は、その前の段階(練習を見に行って)で、そういう弱点(ボーカルに限らず)をアドバイスしたりもしていた。辛い録音にならない為にもね。

      かつて、こんなもんが無いアナログ時代は、とにかく、一拍二拍レベルのパンチインの技を磨いたり、トラックに余裕がある時は、別CHに録ってミックス時のクロスフェード(業界標準はこっち)で対応するしか無かった。でも、これは、あくまでも本人そのものだから、悔いは残らない。

      とにかく、ピッチ補正を本人が納得するのが納得いかないんだな〜俺。

      パフュームは全然有りさ!! 勿論!!

    3. big tall overalls Says:

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