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スタジオ・リニューアル#5

6月 11, 2013 in blog

まだまだ続きます、モニタースピーカー試聴。決まるまで一切手抜き無しだ。

さて、今回のお品は、メイド イン ジャーマン。つまりドイツ製。

近頃、スタジオ業界ではかなりの浸透率だという『ADAM Audio』から、A8XとA3Xの二機種。

A8X H=400mm W=255mm D=320mm 35Hz〜50kHz (+-3dB) 重量 13kg Max 120dB SPL

A3X  H=252mm W=150mm D=185mm 60Hz〜50kHz(+-3dB) 重量 4.6kg Max 106dB SPL

A8Xは、事前調査した中で、最も期待できるものとして、僕が最も待ち望んでいた機種だった・・・のに・・・

届いたのは予定より3.4日後。肝心のリズム録りは終了していた。

adam.jpg気を取り直して、早速チェック!!

かなりでかい。ウーハーがこれまでで最大の8.5インチもあるので当たり前だが、この大きさが、いやがおうにも期待感を増幅させる。

すぐさま、所定の位置へ置いて開始。 とりあえずCDで聴いてみる。

おおー!! っと、思わず声が出た。待ち望んでいたローが出てるのだ。定評あるハイの伸びも相まって、上下の音像の広がり感が半端無い。

では、肝心のパワーはどうだろう?

やはり、いわゆるユニティだと思われる0dBでは、10M+PC2002(2002は-4dB)に太刀打ちできない。しかし、+14dBまで上げられるゲインがあるのでどんどん上げて行くと、+12〜13dBあたりでほぼ並んだ。

勿論、10Mとは比べ物にならぬローとハイの伸び&解像度。

やたらと嬉しくなって、いろんなCDを聴いてみるが、悪い印象が全くない。やたらと気持ちいい。

やっと出たか!? もう、僕の中では、9割9分位で決まったようなもんだった。

決定とする前に、改めて10M Studioと比べてみることにした。

聴いて・・・・・・・愕然。

音色が違うのは当然だし、分かっていたが、バランスまでは大きく違っている。。。。これは??。

ミッド帯域が凹んでいるため、特に、左右に振ったディストーションギターのバッキング等が全然違って聞こえる。

A8Xは、10M比べ、かなり小さく聞こえるのだ。 A8Xでちょうど良くすると、10Mでは馬鹿みたいにでかく聞こえる。

その後、様々な角度から攻めてみたが、印象は変わらず。ミッドがかなり薄い。上下が伸びすぎているからかもしれない。

勿論スペアナで見てみる。ハイは、定評通り真っ直ぐで素晴らしいのだが800から300Hzくらいに結構なディップがある。

ここらの影響かもしれない・・・・やはり、8.5インチのウーハーに何もかもは無理なのかもしれない。

40Hzも、ちょつと出過ぎかな?

因みに、下はA3X。これ、殆どFocal CMS40と同じ印象だったので割愛する。ロー調整用EQがあればよいと思う。150Hzから可変で-6dBくらいのね。

こいつにも期待していたので、ちょっとがっかり感が大きい・・・・

それと、10Mとの比較の中で、もう一つのテーマであるパワーについても不安な点が出てきた。

10Mと同様の音圧にしたまま、更に突っ込んでゆくと、10Mは平気でも、A8Xは何やらテンパった感が出てくるのだ。

A8Xには、リミッターがないのでピークランプも無い。故に、飛ぶまで、どれくらい耐えられるか分からない。

しかし、これまでの長い間の経験で、飛ぶスピーカーは何となく分かる。

別にビリつくとか、歪む、とか言うわけではないんだけど、何となくね。。。。

結局、この二点の不安を解消、若しくは確認するため、僕は、更に試聴品を取り寄せることにした。

同じADAM Audioの一ランク上、S2Xだ。2台で約400.000円也。