Archive for 6月, 2012

 

アメアイ2012

6月 23, 2012 in blog

去年からハマっているTVプログラム、アメリカンアイドル。

今年で11シーズンを数え、アメリカでは視聴率トップらしい。

去年から審査員に、スケベ番長スティーブンタイラー(エアロスミスのボーカル)が入った事がきっかけで見るようになったが 、その半端無い内容に一瞬でハマっちまった。

これを見ると、二度と日本の音楽番組(という名の芸能人カラオケ大会)を見る気はしない。

その出場者の歌唱レベルの高さ、歯に衣着せぬ審査員やプロデューサーのジミー・アイビーン(アイオビィン)のコメントの面白さ、バック陣の演奏力の高さに一瞬たりとも目が(耳が)離せないのだ。

日本では、本国より一ヶ月程遅れて放送されたようだが、今年のシーズン11も終わってしまった。。。。。

11は、これまででも最高に近いレベルの高さだったようで最後の最後まで最高に面白かった。

今回、始めから夢中でファンだった二人の男性の内一人(フィリップ・フィリップス)が見事優勝を果たしたのも嬉しかった。

彼らの中から、次代のスーパースターが生まれるかもしれないのも楽しみだが、何より、世界一のショービズ大国アメリカの今が垣間みれる。

これに比べ、我が国の音楽シーンときたら・・・・・・・愚痴るまい。。。。。

いくつかお気に入りを貼っておきます。

まず、シーズン11の優勝者フィリップ・フィリップス、Top4での演奏『Volcano』。マイクがAKG C-414なのがCool。


こんな渋い声と曲で優勝してしまえるのが素晴らしいと思う。しかも21才。

次は、もう一人のお気に入り、Colton Dixon。彼は残念ながらTOP7で落選したが、彼でも落ちるのがアメアイの凄さ。


惜しくも準優勝のジェシカ・サンチェス。凄まじい声と歌唱力を持つ16才。僕は昔から、フィリピン人が歌が巧いのを良く知っているが、何でなんだろう?。。。。

去年のティア・メギアもそうだし、話題のシャーリーンもそうだ。

もう一人。TOP3の一角、ジョシュア。彼も10代(恐るべき)。帝王の名曲・・・まさか、この曲をこんな風に歌いこなせるヤツがいるとは・・・・コイツはいったい何食えばこんな声が出るんだろう? (地元の名産はザリガニらしい・・・)


バラードばっかりなので、ついでに・・・フィリップの『Hard to Hundle』とコルトンの『Time after Time』

シレンとラギ

6月 18, 2012 in blog

exp1340096710-2.jpeg前回の予告通り、劇団新幹感線の『シレンとラギ』を観るために、先週金曜朝に東京へ発った。

その日は、お世話になってる方へ挨拶へ伺い、夜は親族で宴会。

翌日土曜、青山劇場0時30分開場。この日は小雨模様で寒かったので、半袖しか持って行かなかった事を後悔した。

で、13時ジャスト。定刻通りにいきなり始まった。本ベル等無かった。

オープニングは、いのうえさん(演出)の押し曲であろうヘヴィメタが3分以上続く。(恐らく、ジューダス・プリースト)

内容とは一切関係ない 完全なる趣味の世界な感じ・・・・しかし、僕がここで、ふ〜ん、と思ったのは、その音量。

新感線というと、必ず言われるのが爆音。・・・ビックリされると思いますが・・・・みたいな事を必ず関係者の方から言われるほど。

・・・・・話は遡るが、僕が初めて見た新感線の舞台は1994年?の青山円形劇場で観た『スサノオ』だ。

仕事で上京した際、日頃お世話になっていた舞踊家の川崎悦子さんにご挨拶に伺った折、彼女が振り付けを担当していた同作品に誘って頂いたのだ。

当時、CBSソニーからデビューしていた地元の後輩、ミッキー(バンド Boldのボーカル)を連れて観に行った。

青山円形劇場も初見。キャパ約300名。とても小さな箱だ。名前の通り、円形のステージをぐるりと客席が取り囲んでいる。どこから観てもカブリつきだ。

やがて客電が落ち・・・まさに漆黒・・自分の手のひらも見えない・・・と、突然、凄まじい爆音のヘヴィメタとド派手な照明でスタート。

まさに度肝を抜かれたね。

正直、それまで演劇というものには全く興味なかった。というより、むしろ嫌いだった。

何か地味で、当たり前のことを小難しく言う妄想狂の集まり・・・みたいなイメージ。おまけに華が無い・・・
(そんなものしか観た事が無かったというのが正解)

ところが、『劇団☆新感線』は違った。まさに対極にあるくらい違った。3時間はあったと思うが、あっという間だった。

とにかくオモロいし、疾走感があってカッコいーし、ホロッとくるし、出てる人誰も知らなかったが何か華あるし・・
舞台に必要な物が全部あるって感じだった。

生声の台詞と、爆音のヘヴィメタが入れ替わり立ち替わり、鼓膜が慣れる暇もありゃしない。

つまり、お客の事等おかまい無しの大音量だったのだ。僕には当然の事ながら普通の音量だったけどね。

これは嬉しい誤算であり、こんな劇団があるのであれば、演劇も捨てたもんじゃねーな〜・・っと偉そうにも思った次第でありました。

まっ、その日から『劇団☆新感線』のファンになっちまった訳だ。

ところが、2002年、福岡の郵便貯金で観た『花の紅天狗』では、ビックリする程音が小さくなっていた。

そういえば、99年に、やはり福岡であったホリプロプロデュースの『西遊記』のパンフに 、演出のいのうえさんが、新感線の内容演出(当然音量も含む)の批評に対する思いを書いておられた。

まっ、相当叩かれていたようだった。それを慮ってのボリュームダウンだったのだろうか・・・・等と、当時の僕は『花の紅天狗』を観ながら思ったのだった。。。。

exp1340096711-2.jpeg恐ろしく長い前振りすんません。で、今回の『シレンとラギ』のオープニング。

そのヘヴィメタは、始め、極普通の音量でスタートした。BGMレベルよりも少し大きいくらいの。

僕は内心、少しがっかりした。やはり、あのままなのか・・・・

ところが、徐々に徐々に、まるでお客の耳を慣らして行くかのごとくのスピードで音量は上がって行った。一般の人は気付きさえしなかったかもしれない。そして、ロックライブには及ばないものの、かなりの大音量に達した時、その幕は切って落とされた。

痺れるねぇ〜。。。。色々試行錯誤して、ここに至った・・・みたいな。長い曲時間にもちゃんと意味はあったのだ!!・・・多分

内容は、下敷きとなったという南北朝の話はほぼ関係なく、暗殺、謀略、裏切り、だけでなく、近親相姦、男色・・・

もうドロドロのズブズブ。人の悪行を煮詰めたような内容とでもいうか・・・・

それでも、どんな罪深き人生も 一片の希望を頼りに生きて行かねばならぬ人の業をテーマとした・・・かなり重めのダークな人間ドラマだった。

とはいっても、そこは新感線。決して重すぎる事無く、いつものようにギャグもあり(橋本ジュン&古田新太のコンビは、もはや名人ゲイ!?) 、超かっこ良くてスピィーディーな殺陣も有り(新感線初見参の藤原竜也君のかっこよさ美しさに見惚れるね・・・やっぱスターは違うぜ)、とにかくあっという間に引き込まれて、そのまま怒濤のエンディングまで・・・・・てな感じ。

現在、NHK朝ドラに出演中の高橋克実さんも、狂気の教祖を圧巻の存在感と演技力で耳目をかっさらったし、永作博美さんも41才とは思えぬ可愛らしさと透明な美しさ、その小さな体躯から放たれる圧倒的な存在感と凛としたたたずまい。

藤原竜也君にも感じる事だが、スターになる人には、何か不思議な透明感とそれと相反する存在感があって、それが彼らをスターたらしめている気がする。

僕にとっての舞台の楽しみ方はもう一つある。それは、舞台のテクニカル面だ。音響システムはどうなっているのか、照明は、道具は・・・楽しみは尽きない。

特に新感線は、普通の劇団と違いハイテク(特に音響)を駆使する。

今回の舞台である青山劇場はキャパ1200名。

まっ、PA無しにセリフを最後列までクリアに届けるのはほぼ無理だろう。当然、役者陣はすべてワイヤレス装着。

スピーカーは、メインがステージ中の上下に立つ黒く四角の柱(60cm四方、高さ4m位) の中に隠され、補助を上下の花道に設置、何カ所かで使われるサラウンド用に会場の壁埋め込みスピーカーが使用されていた。

いつもの事だが、役者の動きに対するサウンドと照明のシンクロ具合の完璧さにほとほと感心する。。。こうでなきゃね。

道具は、基本、盆(回転舞台)に乗った凱旋門みたいな(実際、スタッフ間ではそう呼ばれているらしい)巨大なオブジェを中心に、その表と裏の道具をチェンジし、回転するたびに場転するという仕掛け。

最近多い抽象的な道具ではなく、あくまでも分かり易いリアルな道具立てで僕は好きだ。

感心したのは、その転換の早さと静かさ。結構な道具チェンジをしているのだけど全く音は聞こえない。素晴らしい・・・・

それと、音楽が素晴らしかった。僕が知っている新感線の劇伴では一番良かったと思う。

音楽の力は凄い。ウルッとくるシーンを音楽の一押しで涙腺を決壊させたり、殺陣の迫力を何倍にも増幅する。

exp1340096787.jpegそして衣装も素晴らしかった。実に豪華で美しい。どこか支那的だったり日本的だったりベトナム的だったり・・・・東アジア全体っぽい無国籍な感じだった。

長崎に居たんではなかなか観ることが難しいこのレベルの舞台。一度は観て頂きたいものです。もしかしたら、人生変わるかも。

さて、肝心の我が娘。何と、ほぼ出ずっばり。(娘は、いわゆるアンサンブルという役所らしく、特定の役は無く、ほぼ全シーンにてダンサーをやったりエキストラみたいな事をやっていた。)

さすがに我が子の姿は見たい訳で、ずーっと追っかけるとストーリーが分かんなくなるしで、けっこう大変だった。

しかし、プロとしての初舞台が『新感線』とは、我が子ながら『持ってる』。

あー・・・・DVDが待ち遠しいの〜。。。もう一回観たーーーーい。

(PHOTO、赤いリンゴを持つ永作博美さんの右後ろ、サーモンピンクの衣装を着てるのが娘。)

何はともあれ、皆々様には大変お世話になっている訳でありまして、本当にありがとうございます。

千秋楽まで無事にがんばってくれよーーーーーーーー!!!!

Pro Tools

6月 14, 2012 in blog

これまた古い内容で恐縮だが、遡る事4月、僕が非常勤講師を務める活水女子大学音楽学部ポピュラーコースに新たにレコーディングゼミが開講され、不詳私めが講師を務める事となった。

mix.jpg勿論、録音機材は新たに導入される事となったので、迷う事無くDAWはPro Tools(以下PT)を選択した。

とはいっても僕自身は、長年、DP(デジタルパフォーマー)ユーザー、PTを使うのは初めてだったので、学校に入ると同時にスタジオに持って帰って連日チェック&練習?に勤しんだ。

しかし、そこは天下のPT、これだけ普及する物が使い難いはずも無く、おおよその使い方は、30分もしないうちに理解できた。(基本的な考え方はどのDAWも大差ないからね)

で、使ってみての感想・・・・・迷う事無く買い!! (まだ買ってないけど・・・)

バージョンは10だが、その前のVer.9で、PTは大幅な進歩を遂げた。ネイティブ対応であるだけでなく、これまでPT導入の大きな足かせだった専用オーディオインターフェイスではなく、他社製オーディオインターフェイスに対応したのだ。

これはデカイ。その価格(6.3000円)も相まって、爆発的に普及するんではなかろうか?

使ってみてびっくりしたのは、その使い易さ、付属のバーチャルインストゥルメント及びプラグインの音の良さ・・・・(いわゆる使える音)

DPと比べると、DPの付属音源はまず使い物にならないので、他の音源が必要。プラグインも、それなりに使える物もあるが少ないので、やはり他社製が必要になる・・・・結局、かなりの割高になる。

という事で、PTを選択することに何の迷いも必要ないだろう。(MIDIは、やはり使い慣れたDPに分があるかも・・)

ほかにも、CueBase やSonerもあるが、iMacプラットホームが前提であることと、やはり、レコーディング業界におけるデファクトスタンダードDAWといえば、やはり、PTということになるだろう。

オーディオインターフェイスには、コストパフォーマンスを考えて(近い将来、買い替え可能性大)、Steinbergの新製品、UR824にした。

これは、アナログ(Mic&Line)イン×8+Digital in(A-DAT)×16、アナログアウト(Line)×8+Digital Out(A-DAT)×16 という仕様。

目玉は、ダイレクトモニタリングにEQ、Comp、Reverbが使える点。(ただし、EQ&Compを入れるとヒスがグッと増える)

勿論、モニターあるいは録音バスに切り替え使用する事ができる。便利ーーーーー!!

それに、このSteinberg、実は、ほぼYAMAHA製。つまり、メンテに心配が要らない。これもデカイね。

サウンドはまぁ、このクラスではよいと思う。何の問題も無い。

モニターは、YAMAHAのMSP-5。巷の評価が高いようだが、それにふさわしいサウンドを持っていると思う。パワーも十分。(個人的に、この上位機種のMSP-7を購入しようかと思っている)

マイクは、AKG C-214×2とオーディオテクニカの4040、Shureの58&57 ・・・・ここらは、ぼちぼちという事ですな。

で、今回導入した機材でPTと並び、最も感心した機材は、PresonusのCentral Station(以下、CS)。

これは何者かツーと、まっ、いわゆる、モニター制御システムですな。オーディオインターフェイスやCDを入力し、メインモニター(3系統)やCUE(ヘッドホン)に出力し、トークバックも備える。

僕が感心したのは、入力にOPTとCOAXのS/PDIFがあって、DAWのデジタルサウンドとCDのデジタルサウンドをダイレクトにモニターできる事と、何と言ってもその音の良さ、だった。

パッシブ仕様も相まってか、とにかくローノイズで鮮明。おまけに、見た目もきれいだし、とても造りが良くて堅牢そう。モニター管理として、この値段(約7万円)ならめちゃくちゃ安いと思う。
(これも、近々、必ず買う)

MackieのBig-Nob(3万ちょい)と迷ったが、使い勝手の良さ(CSは、本体はラッキングし、操作はリモコン[これがまた最高])と、デジタルインの有るCSに決定した。大正解だったね。

既に、授業で使用しているが、これからの録音がホントに楽しみ。(演奏がんばってくれよ〜)

anna.jpg・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

話は変わって、明日から週いっぱい、東京へ行く。

前にも紹介させてもらったが、娘は、現在、劇団新感線の新作舞台『シレンとラギ』に出演中であるため(青山劇場)、家族で観劇に行くのだ。

この公演、既に四月下旬から大阪は梅田芸術劇場大ホールにてスタートしており、連日ソールドアウト(1800名)の上、スタンディングオベーションだったという。(新感線の舞台は、マジでオモロい)

娘曰く、初日のスタンディングオベーションは、聞いた事も無い凄まじい拍手の音で、ビックリ仰天&大感激だったらしい。

この舞台、新感線らしく、歴史上の事実をフックに(今回は、南北朝が下敷きらしい・・・)、縦横無尽に想像力をひろげた物語になっているという。。。。

南北朝・・・学校の歴史の授業風に言うと、室町時代 というのは、もう一つ地味な印象があるが、そこは新感線、どんな風に料理したのか、実に楽しみなのであります。

そして、現在、東京公演の真っ最中という訳だ。

僕自身、劇団の一ファンとして、何より、娘の一番のファンとして楽しんできたいと思う。

機会があったら、ぜひ、この作品に限らず、劇団新感線の舞台を観て頂きたい。生だけでなく、DVDも発売されてますよ〜ん。