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ハンドベルとMacBook Pro

2月 16, 2011 in blog

あまりにさぼっているので、近況を・・・・

しかし、さぼってる間に、ザックジャパンはアジアカップ取っちまうし、長友はインテルに電撃移籍だわ、長崎は今年3度目の雪に見舞われるわで、いろんな事があった。

さぼっていたのは、勿論そんな事とは関係なく、やたらと忙しかったからだ。ありがたやありがたや〜・・・

そんな中の一つが、ハンドベルを使った楽曲音源製作。

img_1068.JPGハンドベルっちゅうのは、ほれ、あの、クリスマスの頃、イベント会場のツリーの前とかで、お嬢様方が手に手にベルを振って、ジングルベルとか聖この夜、とか演奏するあれですな。(写真参照)

勿論、実際に演奏して頂いて、それを録音するのが一番なのだろうが、この業界、そんな時間は与えてもらえない。

で、どうしたかと言うと、サンプリングしたんですな。要するに、MIDI音源として楽曲データを鳴らすのだ。
ハンドベルは、僕がお世話になっている、某女子大からお借りした。

本当にありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。特にN先生、ご配慮ありがとうございました。

・・・しかし、重かったなぁ〜。

録音予定のハンドベルは4オクターブ、つまり総数48本。とりあえず金属だからねぇハンドベル(青銅製)。しかも頑丈なケース入り、しかも、それを4Fから・・・・歴史ある校舎なんで当然エレべーターなんぞない。おっさんにはこたえたバイ。

img_1071.JPG録音は、いつものようにC-414、U-87Ai、プラス、ヒビノさんにお借りしている、テクニカのリボンマイクAT4080を並べて比較する事からスタート。(PHOTO)

ハンドベルの録音は初めてだったが、PAでは何度も経験あったので、何となく音の傾向は覚えていた。

カーンという金属の打撃音に続いて、長く尾を引く継続音が実に特徴的な、しかも、複雑な倍音構成を持っている上、非常に強いピーク成分をたくさん持った楽器なのだ。

で、アタックを柔らかく録れるというリボンマイクに期待した。・・・・・

しかし結果は、C-414 。ホント、万能!! 414!!(PHOTO 奥からAKG C414、audio-technica AT4080、Neumann U87Ai)

img_1075.JPGそれを、デジタルパフォーマー(DP)に24bit48khzで録音し編集した後、アナログ出しでサンプラーAKAI S6000に取り込んだ。

(PHOTO S6000のコントローラー。本体は、後ろのラック内にある。)

S6000、購入してからもう12年経つ。ここんとこずーっと、単なるドラム音源としてしか使ってなかったので、まともに使うのはホント久しぶり。

やっぱ、音、良かったっす。高いだけの事はある。(定価398.000円)まだまだバリバリ使える感じ。

録音に付き合ってくれた、某女子大のTさん、ありがとう!!

このハンドベル音源、九州の某駅の新幹線ホームで使用される予定だ。

・・・・・

・・・・

閑話休題。。。。

さて、もう一つの話し。

僕は、現在、殆ど全部の仕事でMacを使っている。

事務や資料製作はiMac、録音はG5と新しいiMac。そして、持ち出し用としてMacBook Pro。

ところが、このMacBookの使い道が今ひとつなのだ。

持ち出し用と言っても、僕は、外録以外では、Macを持って外へ出る事は無い。打ち合わせ等々で使うにしても、殆ど先方さんに弊社へ来て頂くスタイルなので必要ない。

ので、ここんとこさっぱり出番が無かった。

それがもったいなくてしようがない。

前々から考えていたのは、MacBookを、音源プレイヤーとして使えないか!? ということ。

つまり、MacBookをCDとかMDとかサンプラーとして使えないかという事だ。

というのも、僕の重要な仕事の一つとして、ダンスショーPAがある。

これは、MDやCD等複数のデッキ(僕の場合3台)と16ch位のミキサーを使ってオペレートする。

これを、極端に言うと、(アウトプット機材(グライコとかプロセッサー等)は、別として)MacBookだけでやれないだろうか? と夢想した訳だ。

しかし、随分考え、人にも聞いて回ったりしたが、中々、ナイスなアイディアは無いし、実際に使っているのも見た事無い。

しかし、中央ではとっくに実現しているのを知っている。これは、悔しい。

まっ、そんなことより、もし可能なら、幾つかの利点がある。

まず、いつでも変更可能だということ。曲の長さ、順番、テンポ、エコー等のエフェクトも自由自在。

本番当日だって全然OKだ。 さらには、演出からの突発的なSE要求にさえも応えられる。

その上、オペレーション周辺もすっきりしてかっこいいしね!!(これは大事だ。主に若い人たちが見る訳だから)

勿論リスクもある。

言うまでもなくクラッシュだ。これは、現在ではかなり少ないとはいえ、どこまで行っても不安かな・・・・

それと、恐ろしくシンプルなデッキ操作に比べると・・・・やはり、若干の煩雑さは避けられない。

とにかく、僕が常時使っているDP(デジタルパフォーマー=DAWソフト)を使ってやれないか散々検討したが、二つの理由で、去年は見送った。

一つは、MDデッキにはつきものの、オートストップ&曲頭だし待機、がDPでは一つしかできない。

(これ、付けたら良いと思うなー、無制限のオートストップ!! 考えてよMOTUさん!!)

曲毎にストップしたい場面も多いので、この機能は必須だと思われた。

もう一つ。時折ある演出で、Aという曲が流れている最中に、演者きっかけで、Bという曲にカットインしつつチェンジする、というような場合。

これは、2台のデッキとミキサーのフェーダー操作で対処する。

これをどうしたらDPで実現可能か、中々思いつかなかった。

ところが、昨年秋、娘が、東京の舞台に初めて立った。勿論ダンスの舞台だ。

そのリハーサルで、メカ&裏方仕事大好き人間の娘の視線はスタッフ席に釘付けになったという。

なんと、スタッフ全員が、各々MacBook等のノートブックPCを使って仕事をしていたというではないか!!

その中には当然音響マンも含まれる。やはり彼は、すべての音源をMacBookから送出していたらしい。

それを聞いた僕は、メラメラと負けじ魂(古!!)に火がついた。

img_1082.JPG考えに考えて、試しに試して、ついに到達した。(大げさ)

二つの問題は、DPのマーカー機能と、別のDAW『LIVE』を同時使用する事で解決する。

(PHOTO MacBook Pro。LIVEを立ち上げて実験中)

それに、Presonusのフェーダポートも併用すればなお使い勝手は向上する。

PresonusのFirestudio Mobileのようなオーディオインターフェイスで、マイクだって同時に使用できる!!おーっ夢が膨らむ膨らむ!!!

・・・・・ここまで考えて・・・

でもなぁ〜、仕事で一番大事な事は、何といっても事故が無い事。何よりも安全さが優先される。

その点、MDデッキのシンプルオペレーション及び確実さには、まだまだPCは遥かに及ばない。

そういえば、かつて、世の中にCD-Rと、それに録音できるデッキ(いわゆるCDライター)が登場した際、僕はこれをいち早く導入した。ライターは何と100万円。CD-Rが1枚3000円もした。18年前の事だ。

そして早速、そのCDライターで製作したCD数枚と、CDデッキ2台だけで、颯爽とダンスショーPAに挑んだ。

まだ当時は、巨大なオープンデッキ2台及び数本の6mm磁気テープというのがデフォルトの時代だ。

CDは、頭出しは一瞬だし、ノイズは無いし、手軽だしで良い事ずくめに思えた。

ところが数年後、事故が起こった。 CDが飛んだのだ。何度も確認していたにもかかわらず、本番で飛んだ。

ほんの一瞬だったので、気づいたお客様は少なかったかもしれないが、当然ダンサーには分かる。

終演後、大目玉を食らったのは当然の事だった。

(当時のCDライター及びCD-Rは、まだエラー率が高かったことも原因の一つ)

折よくプロ仕様のMDデッキ(構造上MDは飛びにくい)が発売されたので、瞬時に乗り換えたのは言うまでもない。

・・・・・・・・・・

今年の本番も、恐らく、まだMDデッキの登板になるだろう。

Mac Book Pro、まずはリハーサルでデビューさせてみますか。