Archive for 12月 9th, 2010

 

趣味

12月 09, 2010 in blog

あっという間に12月も中盤。正月まで、もう少し。

12月は、師走、というくらいだから、僕も、御陰様で忙しくしている。

そんなある日、隙をみて、前々からやりたかった、ある計画を実行した。

とは言っても大したこと無いんだけどね。

それは、ギターのマイク換装。

そう、僕の趣味はギター、そしてアンプ。

で、今日のお題は、エレキギター・・・かな?

(※いつものごとく好き者の世界。あしからず。)

でも、趣味と言える程の量も質もないね、売却したのも含めて、これまで所有したものは、エレキ・アコーステック合わせて、十数本。・・・・・まだまだですな。

ギターを本格的に始めたのは17才。仲間内的にはかなり遅かった。

ボーカルが本職という意識があったからか、ギターなんて何でも良いと思っていた。だから、長い間安ーい国産ギターばかり使ってきた。お金もなかったし・・・・・

それは、スタジオを始めて、仕事でギターを弾くようになってからもだった。

※僕らの時代は、サウンドは手で出せ!! が合い言葉だったことも大きい。実際、うまい人のギターを借りて弾いても、その人のサウンドがまったく出せずに、それを確信したことも度々。

しかし、ある日、使っていたトーカイのレスポール(ラブロックシリーズ)が調子悪くなったので、楽器店に持っていった。・・・・修理後、試しに、ギブソンのレスポールと比べてみた。

・・・・ガビーーーーーン!!!! だったね。まったく音が違っていた。

ギブソンたって、90年代のリイシューモデルで、当時、25万円くらいのやつだったかな。

そのギブソンにやられてしまった。とにかく太さがまったく違っていた。

lp.jpgそれで、すぐさま同じモデルを買った。(Photo-1)

こいつは、今でも大活躍。フレットが引っかかるもんで打ち替えたり、コンデンサーも替えたけどね。

仕事で必要になるのは、最低、レスポールタイプのハムバッカーサウンドとストラトタイプのシングルコイルサウンドの二つ。

(欲を言えば、あと、テレキャスターとES-335 は欲しいとこ。今後の課題ですな。)

で、ストラト。これは、長い間、81年製のフェンダージャパンのストラトを愛用していた。

ここらのフェンダージャパンは、知る人ぞ知るフジゲン製のはずで、造りが良いので有名だ。

トーカイレスポールと違い、このストラトは長い間、フェンダーst_jp_1.jpgUSAの誘惑を振り払う役割を果たし続けてくれた。(Photo-2)

しかし、マイクがボロ(すぐハウる)だったので、まず、ディマジオを乗っけてみた。びっくりした。とても良い。勿論ハウることなんて無い 。

そこで、そのディマジオをミドルに、フロント、リアをフェンダーカスタムショップの50thFATというものを乗せてみた。・・・・・とてもGoodだった。

偶然、ディマジオは逆磁性だったので、ハーフトーンは、ノイズキャンセルになる。スンバらしい・・・

このまま、フェンダー本家とは縁がないだろうな〜と思っていた・・・・・

ところが、何故だかは忘れたが、突然に、しかも強烈に、白いストラトが欲しくなってしまった。

やはり、ジミとかジェフ好きの為の発作なのか・・・もう、どうにも止まらない。

前置きが大変長くなったが、そこで、こいつの登場だ。

st_usa_2.jpgそいつは、フェンダー・カスタムショップ・クラシックプレイヤー・ストラトキャスター、勿論USA製。(Photo-3)

その中でも、ちょっと変わった特別バージョン。

買ったのは、2005年。それまでの国産信奉は、ギブソンに打ち砕かれていたし、そろそろ本物が欲しくなっていたんだねー。

本当は、カスタムショップのジェフベックシグネイチャーを買おうとしていた。

実際取り寄せてもらったり色々あったのだが、結局、こいつを買った。

(※ベックモデルは、素晴らしいサウンドと造りだったのだが、あまりにもベックそのもののサウンドだったことと、ネックの色みが好みでなかった為に見送った。)

それが運の尽き・・・その後、様々な事件を引き起こすんだな〜こいつは・・・・・・

ルックス(色、仕様、ネックジョイント部の大胆なコンター加工=ここが特別仕様)は、ほぼ、ベックモデル。結構、ルックスが望み通りだったのと、値段が安かった(ベックモデルより)ので、サウンドチェックはサクサクッと切り上げて、購入に踏み切った。

これがいかんかったー・・・・

スタジオにもって帰って、色々チェックすると、とにかく気に入らない。何が!? サウンドが!!!

とにかくカリッというよりキリキリしていて、細い上にパワーも無い。

フェンダージャパンと比べても、まったく見劣りした。つーか負けてる感じ。

※ただ、フェンダージャパンのサウンドをよくよく聞くと、カスタムショップに比べ、パワーは有るがとても粗く、アタックばかり強く、その後のサスティーン部分の音質が、ミドル以上の帯域の減衰がとても早く、結果として、単音の艶やかさが足りないこと、コードサウンドの分離が悪い事等が分かった。

造りはいいんだけどねぇ。カスタムショップより、全然弦はビビらないし、買ってもうほぼ30年だけど、ネックも真っ直ぐだし、音程もしっかりしてる・・・・・マイクもカスタムショップ製&ディマジオ。

やっぱり、ボディ材やネック材あんど何か?! が違うんだろうね・・・・

beck_sig1.jpgベックモデルにしときゃ良かった、が、頭の中でガンガン響く。(Photo-4・・・上の僕のと比べると、クリソツぶりが分かる)

悔しさのあまり、マイクをビンテージノイズレスから、ベックモデルと同じホットノイズレスに交換、バイパスサーキットを撤去、コンデンサーを交換(スクラブ)。(ここで、価格的には、ベックモデルに近くなってしまった。アホらし・・)

しかし、そのお陰で、サウンドは、パッキーンを残しつつぐっと太くなり、好みに近づいた、ところが、致命傷をもう一つ発見。フロントミドルミックスのハーフトーンがよろしくない。

何故かモワッとしていて、クッワーン、スカーッと抜けないのだ 。

色々やってもダメで、発売元の山野楽器へメールしたら、すぐに送って欲しい、とありがたいお言葉をいただいたので速攻送った。

しばらくして、回答があった。マイクの調整や、トーン、コンデンサー類のチェックをして、できる限りの処置を行ったが、お客様の意に添えるかどうか、自信は有りません、と言う。

戻ってきたストラト、確かに良くはなっていたが、理想にはほど遠かった。がっかりだった。

それだけではなかったんだなこれが。しばらくして、何かの調整をしていて、スタンド立てていたこいつを倒してしまった。

それが、下にエフェクターを置いていて、そこにもろに落ちたので、表のボディにザックリと傷が入ってしまった。

しかたないので、 店に持って行くと、『これはー、全塗装ですねー』とか言いやがる。『はぁ〜、また金が掛かるー』とがっかりしたが、しようがないので、そのまま預けることにした。ただ、一言『これ、ちょっと特殊な色だけど、完全に再現してくれるんだよね』と念押したら『勿論です』と、爽やかに答えてくれたので、安心して帰った。

そして二ヶ月後。戻ってきたこいつを見て愕然・・・ただのオリンピックホワイトになってやがった。

こいつの色は、この年のカスタムショップ・ベック・シグネイチャーと同色で、薄ーいグレーに、ミントグリーンが微かに混ざったような、微妙な色合いで、気に入った大きな理由の一つだった。

怒り頂点に達した俺様は、急ぎ、店へ走った。見せて確認すると、確かにそうですね、と認めた。

そこからが長かった・・・・まず、テスト用のボディを使って、色合いを調整して行くことになった。

最初に来たのは、まったく見当はずれ。きっと、来た時に写真その他の記録をまったく取っていなかったのだろう、プロじゃないね。

しかし、担当した若い男性店員君は、実に誠実な男で、これが救いだった。

持ってくる度にダメだしされても、決して、投げたり、逃げたりせず、どこまでも真摯に向き合ってくれた。

結局、元の色合いに近くなるまで、1年近くかかってしまった。

そのとき担当してくれた店員君は、ほどなくして、他県のイタリア料理店に就職した。

あっ、言っとくけど、決して、このことが原因じゃないよ!!

今頃、どうしてんだろう・・・・・・ありがとうな、がんばれよー!!

そんなこんなで、僕のところへ来た日から、散々いじくられ続けて、もはや、当初のサウンドなんて、忘れてしまった。

しかし、そこからは、元々、ネックが良くて非常に弾きやすい、という特質もあって、結構活躍した。

ところが去年、とうとう極ノーマルのストラトを手に入れてしまった。

st_usa_3.jpgフェンダーカスタムショップ2004年製、60thストラトキャスター・NOS 3Tサンバーストだ。(Photo-5)

こいつもなんやかんやと問題児なのであるが、とにかくサウンドが気に入った。

ぶっとくてカッキーンとして、少しぬめっていて・・・とにかく僕の好きなストラトサウンドなのだ。

なので、ジェフもどき君の出番は無くなった・・・・・・しかし・・・・

それじゃあ、あんまり可哀想だしもったいない。(かなりのお金が掛かっているからね)

何とか使いたい、出番を作ってやりたい。そこで考えた。

60thストラトにも無い、レスポールにも無い特徴を作ってやること。

元々、こいつは散々いじくられていたのでそういう運命なのだろうね。

面白いのは、何年か使って行くうちに、あれほど不満だったハーフトーンもかなり改善し、パワーも出てきた事だ。

勿論、マイクの高さや角度を散々調整したことも原因の一つかもしれないが、それだけでない何かが作用している気がしてならない。(木の乾燥とか、何か・・とか・・・だからオモロいね、ギターって!!)

前々から思っていたのは、ストラトのリアは、ミドルとのハーフトーン以外に使い道が難しいこと。

普通のアンプでは、リアとフロント&ミドルとの音質バランスがとてもとり辛い。とても、リッチーのようにはいかない。(リッチーは、マーシャル・メジャー+トレブルブースター)

st_usa_1.jpgそこで、長い間、見ないフリをしていたハムバッカー搭載に踏み切ることにした。

僕は、基本、ナチュラル派で、ストラト・リアにハムバッカーというのは好きになれなかった。

まず、見た目が良くない。(俺って結局ルックス!!??)

昔、後輩が乗せてるのを見て、散々バカにしたっけ、日和やがって、とかね。すまんかったね・・・G君。

それと、セイモアダンカンから、数々のシングル型ハムバッカーが出たのも大きい。ストラトマイクの穴にそのまま入り、なおかつ、色も白黒あって、僕の場合、白を乗せれば、あまり違和感は無い。(Photo-6参照)

あと、問題はサウンド。ネットを眺めていると、いろんな評価が有る。でも、人の評価なんて当てにはならない。

しかし、ダンカンさんは素晴らしいね。サウンドサンプルがHPにあった

結局、これが決め手になった。

僕の要望は、まず、ハムバッカーサウンドであること、フロント、ミドルのシングルコイルと、音量や音質で大きな違和感が無いこと、だった。

つまり、シングルコイルを上回りすぎるようなパワーは要らないし、ミドルレンジばかり強調して高域が弱いのも、バランスがとれないからNG!!

で、残ったのが、Little59。いわゆる、ギブソンPAFコピーのシングルサイズ版だ。

サンプルを聞くと、確かに、他のハイパワーマイクに比べてパワーは無い。しかし、明らかにハムバッカーサウンドだし、ハイの抜けは一番だ。これならバランスがとれるだろう、ということでこいつに決定したわけだ。

結果・・・・思い通りの結果が得られた。

marshall.jpg特に、マーシャル1959・71年製との相性が抜群だったのが嬉しい。(Photo-7 セッティング。プレゼンス5、ベース2、ミドル7.5、トレブル6、ボリューム1=9、ボリューム2=4。ボリューム2は、使わないなら使わないでもいける。その時は、ベースをちょい上げ。これは、ほぼレスポールのセッティングと変わらない。レスポールの場合。もう少し、ミドルとトレブルを上げる程度。)

これまで1959は、フロントに合わせるとリアがきつ過ぎて使えず、リアに合わせると、フロントがブーミーになりすぎて使えなかった 。結局、レスポール専用機になってしまっていた。

それが、リア・ハムバッカーに合わせて調整したサウンドに、フロント&ミドルもぴったり合うのだ。

しかも、マーシャル・ビンテージ特有の、きらびやかなクリーンから、エッジの効いたクランチ、そして怒濤のオーバードライブまで、ギターのボリューム一つで自由自在。

しばし、恍惚・・フロントのクランチが絶品!! フェンダーアンプサウンドとはまた違う、絶品ブルーズサウンドだと思う。

勿論、リアも、狙い通りのハムバッカーサウンド。リフもソロもガンガンいける。とてもスムースなサウンド。イヤな成分がまったくない!!

もっとゲインが欲しければ、ブースターで持ち上げれば、かなりハードなディストーションサウンドも得られる。ノイズも極小。 良い事ずくめとはこのこと。

・・・・・・・・

これでこいつも、晴れて立派な戦力の一つになった。これからも活躍してくれよーーー!!

めでたしめでたし・・・・チャンチャン!!