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チェック!! オーディオテクニカ AT4080

11月 03, 2010 in blog

数日前、いつもお世話になっている(株)ヒビノのFさんより、オーディオテクニカAT4080が届いた。

随分前に試聴をお願いしていたものだ。

で、いったい何かつーと、マイクですな!! それも、リボンマイク。

まっ、難しい話しはいつものようにすっ飛ばして早速音の話に。

リボンマイクの特徴を上げるならば、

1. サウンドが自然 2. 特に高域がナチュラル 3. 感度が低い(いわゆる音が小さい)

4. 繊細で壊れやすい

ざっと、これくらいか。以前お借りしたシュアーのリボンマイクは、上記に上げた特徴を漏れなく備えていた。

が、正直、あんまり触手を延ばしたくなるようなサウンドでもなかった。要は面白くなかった。

リボンマイクとは、そもそも大昔に造られたマイクで、その感度の低さや繊細さから、ここんとこ使用頻度が減っていたのが、数年前から、その音の自然さ故に、また脚光を浴びているマイクなのだ。

そのブームの一翼を担ったのが、R-121を初めとするロイヤー社製リボンマイクだろう。

僕も何年か前、お借りしたことがあるが、その自然で柔らかな音色にノックアウトされた記憶がある。とても欲しかったが、いかんせん高い。(売価で20万円程)

その時の記憶から、僕は、機会があれば、いつかリボンマイクを手に入れたいと思っていた。

そんなこんなでAT4080だ。

img_0945.JPGで、チェックしてみた。相対機は、ザ・スタジオスタンダード、ノイマンU-87Aiだ。

ご覧の通り、並べて立ててみた。マイクアンプは、O2R96のを使った。

因に、よく見えないが、背後の黒いのは、これまた近々『手に入れたいリスト』に入っている、サウンドエンジニアリング(SE)社製の、リフレクションフィルター。エンジニア仲間のマッキーに借りたものだ。

(ありがとねー、マッキー。良いよ、これ!!)

さて、まずは感度差・・・・・

当たり前だけど、かなり違うね。聴感上、14〜15dbくらい? ・・・・いやもっとかな・・・

87は、コンデンサーマイクの中でも大きい方なので仕方ないけど、この差はでかい。

オフ(遠い)な感じには使えないね。(最初から、そのつもりは無しかな)

まっ、指向性も、かなり狭いので(かなり、くっきり切れてます)、 オン目な感じに限定。

声でチェック。・・・・・うーーーーーん、これはまた全然違うね。

4080の方は、とにかく自然。固めの声でも、変なピーク感が全然ない。すっと聞ける。

上の方も、18khまで伸びてるらしいけど、伸びてまっせ、なんつーイヤらしさはまったくない。

それに比べて87。シューシューしてるね。ハイが伸びてるよーという意味ね。

声を張ると、いわゆる3〜4khくらいの耳に痛いあたりがキンキン来る。

勿論、これは、声がでかくて固めの人の場合の話しね。

しかし、僕はいつも、ロックボーカリストに多い、このでかくて固めの声を巧く録れるマイクを探しているのだ。

特に最近、完全デジタルになってから、コンデンサーマイクでは、硬すぎて後が大変と言うケースが少なくない。

昔のアナログと違って、デジタルは、一切劣化しない。ハイは、そのまま最後まで残る。

アナログのように劣化して、勝手にいい感じになったりしてはくれないのだ。

きっと、こんな時代の要請もあっての近年のリボンマイクブームなのだと思う。

デジタルになってから、ホント、EQでハイを上げるという作業を殆どしなくなったもんなー。

勿論、その自然な音質は、ナチュラルで静かなサウンドにもぴったりだと思う。

・・・あと、ローが凄いね・・・100以下あたりがドーンと響く。

僕は、とても好きなサウンドだ。あのロイヤーに近いようで、ちょっとだけ明るい感じがする。

ほんと、歌にはバッチリだと思う。

img_0946.JPGさて、次は、これまた定評のある、エレキギターアンプ録り。

アンプは勿論、マーシャル1959・1971年製。ギターは一番相性の良い、ギブソン・レスポールを繋いだ。

スピーカーも勿論、セレッションのグリーバック4発を積んだマーシャル1960B。

苦情が来るといかんので、アッテネーターで少し絞った。

これの相対機は、これまた定番中の定番、シュアーSM57。

ヘッドをコントロールルームに置いて、コントロールルームモニターで聞いてみる。

まず、4080・・・・・ほぉ〜、やっぱり自然。少し、AKG414に似てるか・・・・

ロイヤーR-121より、ちょっとだけ硬い(良い意味で)。その分、414に似てる。

巻弦でリフ弾いても、もたれないし、ハイフレットでチョーキングしても、まったく痛くない。つまり、変なピークが無いってこと。

さて、57。おっと、まったく違うぞ・・・なんだこの鼻つまんだような音は・・・・

しばらくすると慣れてくる・・・・うーん、やっぱ良いね。エレキらしいサウンドだ。

中域が張っているので鼻つまんだような音になるが、その独特のエッジ感は、やはり捨てがたい。ザ・ロック!!ちゅう感じやね!!

替えてみる。・・・・・これはこれで良い。・・・・どっちにも良さがある。

こりゃー、音楽次第やね。どっちも有りだ。

という訳で、今回のリボンマイク、オーディオテクニカAT4080、いたく気に入った私めなのでした。

しかし、これも高いからな〜・・・・・でも欲しいな〜・・・う〜ん・・・・ぶつぶつぶつ・・