Archive for 5月, 2010

 

龍馬と高浪氏と東氏

5月 28, 2010 in blog

ご無沙汰です。

さて、長崎は今、大変な龍馬ブームだ。龍馬ファン歴30年の我が輩からすれば、何を今更・・・なんて事は言わないさ。

大いに結構、結構。この街で商売に明け暮れた龍馬からすれば、我が身を利用しての大商戦、正に本望かもしれんね。

cd.jpgそんな中の一つと思っても思わなくても、みんなに一枚、せめて家庭に一枚買って頂きたいのが、このCD『龍馬のハナ唄』赤盤。(赤盤というぐらいだから、当然、続編の青盤もあるのさ。)

タイトルにある通り、アーティストは高浪氏。そう、昨年秋からちょくちょくこのページにも登場していたT浪氏、つまり、ピチカート5の高浪慶太郎氏のことだ。

理由あって昨年帰郷されたのだが、そこは根っからの音楽人。早速、長崎らしいテーマを見つけ出しての作品制作になったのだ。

(氏は、相当の歴史好き。僕も自他ともに認める同種なので、レコーディングの合間には、龍馬ばなしで盛り上がったな〜。。)

製作は、昨年の12月から録り始め、ミックス、マスタリングが終了したのが4月も半ば。足掛け5ヶ月に及んだ。(あっ、某民放のH口君、見てたら、NのLを頼むよ!!)

内容は、(龍馬の奥さんお龍さんも長崎で習ったという)中国伝来の楽器月琴を使った『明清楽』数曲、と、オリジナル・カバーも織り交ぜての全12曲。

明清楽部分は、伝承者の一人である長崎検番の『琴音(ことね)』さんの弾き語りを忠実に収録。

オリジナルとカバーは、らしいポップセンスがちりばめられた流石の仕上がり。(カバーは、福山雅治作『桜坂』)

通人、高浪慶太郎らしい遊び心に溢れた仕上がりになっている。幕末長崎地図も付いてるし。。。

NHKの龍馬伝に夢中の人も、きっと、こんな曲を、お龍さんはつま弾いていたんだな〜っと、より理解を深める為に、是非一枚お買い求めいただきたい。

お龍、いよいよ来週登場です。

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azuma.jpg話しは変わってちょっと前の5月20日のこと。僕は、PAの仕事で大浦の香港上海銀行にいた。

クライアントは、Mr.KCこと東敬史氏。

ちょうど一年前、突如フランスのパリから帰国し、同所にてリサイタルを開催された、あの東氏だ。(PHOTOは、真ん中に東氏、左がボーカルの麻子さん。)

あれから氏は、パリでも同様のリサイタルを催し、長崎でも、昨年秋に開催された。

今回のショーも、いつものメンバーが揃い、素晴らしい演奏が繰り広げられた。

お客様も、ほぼ満員。打ち上げも楽しかった。

次は、オーケストラでレコーディングしましょう!!

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お二人とも、これからも、末永く、よろしくお願い致しまーす!!

Vocalist V & 昨日・・・

5月 14, 2010 in blog

ライブを観に行った。友人の岩○氏を伴って。

場所は、旧香港上海銀行。

ここは、その名の通り明治の頃銀行だったところで、当時らしく重厚な西洋建築が素晴らしく、県か市の重要文化財に指定されているはずだ。

雰囲気が良いのと値段が安いのとキャパが手頃(Max 100位)なため、小規模ライブによく使用されている。かく言う僕も来週お世話になる。

で、肝心の中身は、竹本一匹君という長崎出身のパーカッショニストと、本園太郎氏、龍之介氏(共にボーカル&ギター)という3名編成のバンドに、地元で活躍するトロンボーン奏者、シバケンこと柴田けんいち氏がゲストミュージシャン。

竹本一匹君というのは、僕とは結構古くからの付き合い。

知り合ったのは、かれこれもう20年くらいにはなるだろう。

その頃、彼は長崎大学の学生で軽音サークルに所属していて、当時からパーカッショニストでありオナニストだった。

何しろ、ロリコンで巨乳好きというから大変だ。(両方同時はムリだろ?)

・・・・・・つまり、異彩を放っていた。

やがて、彼は、凄まじい行動力で、キューバへ飛び、ブラジルへ飛び、東京へ飛び、ついにプロの座をもぎ取った。年下だが、その点で尊敬している。・・・・その点だけだが・・・・・

シバケンも古い。古さで言えば彼の方がずっと古い。知り合ったのは、えーっと、26〜7年にはなると思う。

彼も、長崎大学のジャズサークル、スウィング・ボートに所属していた。当時から腕利きで、名を馳せてたね。

特に、彼らの世代のスウィング・ボートは強力で、多くのの猛者達がいたように思う。

中でも、ベーシスト、田中ヨシオ氏は、今でも僕にとって無くてはならぬ、スタジオ・ミュージシャンの一人だ。

曲は、数曲のオリジナルに数曲のカバーを織り交ぜて、という感じ。

龍之介氏の声が素晴らしかった。本園氏は暖かかった。一匹は、はしゃいでいた。。。。

正直に言うと、仕方ない事だとは分かっちゃいるが、やはりPAがどうしようもなく、歌詞が良く聞き取れなかったのが残念。

地元ということもあり、終始、和やかで暖かいライブだった。きっと、ミュージシャンの人柄もあるね。

プロ、というのは、実はなってからの方がずっと大変だ。

特に、昨今の音楽業界事情は壊滅的だ。若者がCDを買わなくなって久しい。これは仕方ない。誰もが安くてお手軽な方を選択するに決まっている。

しかし、=良いもの、とは限らない。いや、むしろ、I-PODを初めとする最新音楽ツールの音質は悪化の一途をたどっている。

何とかしなきゃ行けないのが業界の使命だと思うのだがね・・・・・・

録音製作のやり方も同様で、マンションで、プロ・ツールズ、というのがもはや当たり前化している。

こんなんで本物のサウンドが録れるはずもない。元来、音楽というものは、金が掛かる贅沢品なのだ。だからこそ東京だったのだ。

僕ら、地方の業者は、ある意味、そこを目標にがんばってきた。いつかは、ニーブを、いつかはSSLを、・・・・と。

結局、売れない=金がない=新人を育てない=良い曲が出ない=さらに売れない=さらに金がない=もはや宣伝すらしない=最後はレコード産業壊滅・・・となる。

まさに負のスパイラルだね、どこかで断ち切らないと・・・・

一匹君とは、ついついこんな話しになる。でも、いつの世も、本物は、決して廃らない。

それを信じてがんばってくれーーーーーーーーー!!

今日紹介するボーカリストは、珍しく最新の人。しかも女子。しかも若干17歳。

でも本物だ。お隣の国には、こんな奴らがゴロゴロいる。

今一番ヘビロテで聞いているのが『マイリー・サイラス』(実は娘に教えてもらった。)

言わずと知れたディズニーのお子様向けドラマのスーパーアイドル(ハンナ・モンタナ)だ。

しかし、そんな前置詞がまったく気にならないほどの歌唱力。 それに可愛いし、強力だし、何といっても素晴らしく魅力的な声だし、・・・(おっさん、大丈夫かぁ?)

とてもシンプルで良い曲だと思う2曲をピックアップ。『The Climb』の素晴らしいスタジオライブ。『When I look at you』のPV。続けて!!


Vocalist IV&名盤シリーズ#12

5月 06, 2010 in blog

連休明けと同時に雨だ、長崎地方。なんか、出来過ぎだ。

ここんとこ暇だ。まっ、ちょっと忙しすぎたのでちょうど良い休養になってると思えば良いのだろうけど、生来の貧乏性がね・・うずく。

で、暇な時間を利用して、青春時代の穴埋めを果たすべく、せっせとYOU TUBEを漁っている訳だ。

前回に紹介した、ファンクの帝王『ジェームス・ブラウン』ネタをもう一つ。勿論、僕自身、このお方、大好きだ。

その、圧倒的なグルーブ、カリスマ性というか存在感は、もうド変態というしかないね。

(ただ、それがあまりに凄すぎて、本来の歌唱がとてつもなく素晴らしいという事が見過ごされているきらいもある。)

そこに、白人のくせに帝王に挑もうという無謀なおっさんを発見!!

名を、ロバート・パーマーという。イギリス人だ。

この名を知る人は、そう多くないだろう。元々、知る人ぞ知ると言った、ソウル・シンガーだったのが、1985年に、イギリスで結成されたスーパーグループ『パワーステーション』のボーカルとして、突如としてシーンの最前線へ躍り出たかと思ったら、あっという間に脱退し、その後は、元の渋い路線へ戻ったからだ。

このバンド、メンバーが、デュラン・デュランからアンディ・テイラー(Guitar)とジョン・テイラー (Bass)アメリカのファンクバンド、シックからトニー・トンプソン(Drums) と、バーナード・エドワーズ(プロデューサー)というド派手なメンツ。

power_.jpgで、出したアルバムがゴツかった。(名盤シリーズ唐突に復活。)

当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだったニューヨークのその名もパワー・ステーションというスタジオで録音されたアルバムは、新進気鋭のエンジニア、ジェイソン・カサロによる圧倒的なサウンドで、あっと言う間に世界を席巻した。

このアルバムのサウンドは、とてつもなく流行り、日本でも、レベッカやら、吉川晃司やら、Be`sあたりが真似しまっくってたね。

というか、ニューヨークまでいって、ジェイソンにミックスしてもらった連中がいっぱいいた。

このアルバムは、まさに僕がエンジニアになって、これからガンガンやって行くぞー、といった時期に出たし、同じパワーステーションのエンジニア、ボブ・クリアマウンテンが大好きだったしで、めちゃくちゃ研究したアルバムといえる。

このアルバムを象徴するのが、タイトなトニー・トンプソンのドラムを、クロース・マイク(近接したマイク)と、アンビエンス・マイク(離れたマイク)で録り、ミックスの際に、アンビエンス・マイクをビシビシにコンプでつぶし、それにノイズゲートをかけて、クロース・マイクとミックス、という、いわゆるゲート・リバーブ・サウンドだ。

ただ、普通のゲート・リバーブと違ったのは、いわゆるリバーブマシンを使わず、自然なアンビエンス=リバーブを使った事と、ドラム全体にかけて、とてつもなく荒々しくバワフルなサウンドにした事。

その代表的な曲を紹介しよう。『Some Like It Hot』

本題に戻そう。このパーマーさん、見てくれは、いつも高そうなスーツをダンディに決めて品良く見えるが、怪しく光る目が、そのド変態ぶりを隠せない。

ド変態同士ががっぷり絡んだ白黒ショー、『I Feel Good』続けてお楽しみあれ。

(※後で分かったが、このパーマーさん、2003年に亡くなっていた。わずか54歳だったという。それだけじゃない。ドラムのトニー・トンプソンも同年に亡くなり、プロデューサーのバーナードは1996年には亡くなっている。合掌。)

Vocalist III

5月 04, 2010 in blog

ゴールデンウィークも終盤。今日も僕はスタジオ。

しかし、この期間に長崎は春先の肌寒さから一気に初夏の陽気になった。今年の気象はいつにも増して何かおかしい。

今日、エンジニア仲間のマッキーが遊びにきた。遊びと言っても、用件は仕事だ。

とある仕事を彼に依頼するのだ。(こういえば、なんかヤバそうな感じするね・・・)勿論、まじめな話しなのだが、僕らエンジニアは、寄れば結局音の話しになる。soar.jpgマッキーも、最近の作品を持参していた。

それがこれ、SOARの『A cup of #SOAR』。

彼らは長崎在住の兄弟デュオだ。残念ながら僕とは面識はない。

でも、NHKかなんかのテレビに出ていたのを見た事があった。

で、福岡のマッキー宅と山順(ヤマジュン=知ってる人は知ってる、長崎産のハードロック・ベーシスト兼ライブハウス・オーナー)の、ライブハウスでレコーディングしたらしい。

早速、スタジオで聞いてみた。。。。。。歌がうまいね・・・・とてもパワフルだし。最後のバラードなんかは聞き応え十分ですな。

なんと、一発録りらしい・・・・(一発録りとは、演奏と歌を同時にセーので最初から最後まで録音する事で、ミスが許されない高度な技術を要する手法。)

音は勿論良いのさ。自宅マンションで、PCだけで、これだけの音が録れるんやね。僕もうかうかできんね。

マッキーは、歴とした一流企業のサラリーマンだが、素晴らしいエンジニアでもある。まだ若いし、がんばってほしい。

あっ、SOARのCD、機会があったら聞いてみてチョ!! 絶賛発売中!!

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さて、本日も、Vocalist特集。

ところで、改めて言うのもなんだがYou Tubeというのは本当にすごい。

僕らがロックに夢中になった頃、憧れのアーティストは、遥か彼方の、銀河系の外くらいの距離感があった。

何せ、動いている姿をほぼ見た事ない。ただ、NHKで、突然前触れもなく放映されるヤング・ミュージックショー(渋谷陽一プロデュースの夢のような洋楽ライブ番組。)だけが、動くロッカーを見る唯一のチャンスだった。

これを見逃したときの落胆ぶりは、きっと現代の子供達には理解できないだろう。

もちろん、彼らの多くは来日公演を果たすが、それを見に行くなんて事は、西の果ての長崎の少年には天地が逆さまになっても無理な話しだった。

逆に言うと僕らは、正に純粋にサウンドだけでファンになったのだ。ある意味、だからこそ、当時のスターの多くは今でもスターの座に居続ける事が手きるほどの本物ばかりだったといえるのではないだろうか?

しかし、長生きはするもんだ。あの当時、夢に描いたほとんどのアーティストの映像を見る事ができる。

今回紹介するアーティストも、動く姿を見るまでに随分時間がかかった。それが『エアロスミス』 だ。

僕が、彼らを知ったのは、高校1年の頃だった。確か、アルバム『ロックス』が日本デビュー盤だった。

なんか、キッスと抱き合わせで宣伝されていたような気がする。僕の周りでもチラホラ話題になっていて、普通の少年達の間では、キッスの方が人気があったような気がする。

僕は、圧倒的にエアロスミス派だった。キッスにはまったく興味無しだった。

とにかく、ボーカルのスティーブン・タイラー(最近で言えば、映画アルマゲドンのテーマとかで有名)の不良っぽくて毒々しくて色っぽくてパワフルで、それでいて、とても上手いボーカルに、ノックアウトされちまったのだ。

で、僕らのバンドでも、彼らの曲をやる事になった。取り上げた曲は、『Train Kept a Rollin』

これは、50年代の、ジョニー何とかというロックンローラーが初めやって、それを、ジェフ・ベックがいたヤード・バーズが取り上げ、ジミー・ペイジがツェッペリンで引き継ぎ、サンハウスの鮎川誠がパクって『レモン・ティ』として発売したと言う、由緒正しきロックンロールなのじゃ。(なんのこっちゃ!?)

僕らも、ほぼ、このビデオ通りに演奏していた。(TV用にギターソロが短くしてあるけど)

ついでにオモロいもん見つけたので一緒に。このお方は、別名、ファンクの帝王、『ジェームス・ブラウン』様です。若き日のスティーブン君が相当コピってたようです。

この方は、絶対不死身だ、と思っていたのだけど、つい何年か前、お亡くなりになった。

この画像は、1982年のTVショーのライブ。よーく見ると、なんとギターがハイラム・ブロック!!(多分??)とすると、バックは、24th street bandか???しかし、恐ろしくごついグルーブやー、観客もノリノリ!!

Vocalist II

5月 02, 2010 in blog

今年のゴールデンウィークは天気に恵まれてる。僕はといえば、相変わらず今日もスタジオ。

昔、この季節は、100%野外イベントのPA仕事をやっていた。

例えば諫早の『干拓の里』とかね。

必ず、ヒーローもののキャラクターショーがあるんだけど、どこから湧いてくんのか、あっという間に1000人は楽に越えるガキ共、失礼、お子様達が、うじゃうじゃ集まってきたもんだ。。。。

懐かしい。

ts3n00850001.jpg

ところで、PHOTOは、福砂屋のカステラ二種。頂き物だ。(A様、K様ありがとうございます。)

カステラと言えば、約1年前、僕らは、おそらく長崎初であろう、カステラ製造メーカー11社のカステラを集めた『第一回カステラ選手権』を開催したことを思い出す。。。。。

で、今回頂いたのは、左はレギュラーのもの、右が、なんと五三焼き。福砂屋の五三焼きを食べるのは初めてだ。

・・・五三焼きを食べてみる・・・・ほぉ〜濃厚〜・・・・あんまり小麦粉が入っていないのがはっきり分かる・・・・・結果・・・・・ どちらも美味い・・間違いなく・・甲乙つけるのは難しい・・・しかし、どちらか選べ、と言われたら、やはり、バランスの良さで、レギュラーかな?。。。。

・・・・・・

さて、今回も、僕が敬愛するボーカリストを紹介しよう。今日のトップバッターは、この方。まさに僕の歌の師匠。 FREEのポール・ロジャース。

最近では、クィーンの再結成に参加したりして、相変わらずの素晴らしい唄いっぷりを披露している。

この人を知ったのは、結構遅かった。高校1年の頃、先輩のバンドが、FREEの『Wising Well』をカバーしているのを聞いたのが知るきっかけだったが、本人の歌を知ったのは、それから2年ほど後の事だった。

プラントのように驚異的なハイトーンでもなければ、ルックスが良い訳でもなく、曲がとてつもなく良いとも思わなかったが、とにかく、歌そのものがかっこ良かった。

それに、キー的にも近いし・・・・・やっぱ巧さじゃ、この人、ぴか一だもんね。

曲を悩むけど、・・・状態も鑑みて、これをチョイス。1970年のスタジオライブより『Fire & Water』

それともう一人。僕がバンドを始めた頃、非常に憧れたボーカリストの一人が、この人。

ロッド・スチュアート。現在もソロ名義で、スタンダードナンバー集なんかが大ヒットしたりして大活躍しているスーパーアーティストだ。この人もむちゃくちゃ巧い。それにこの声。ヤスリでそいだようなハスキーボイス。

このビデオはレアだ。彼が世に出るきっかけとなったスーパーバンド、『ジェフ・ベック グループ』のプロモ『Plinth』だ。

年代はないが、恐らく、1969年だ。しかし、この時ロッド、なんとわずか24歳。前述のポールなどは、21歳か20歳だ。なんとまぁ〜恐ろしいまでの早熟ぶり・・・まっ、とにかく聞いてみてチョ!!