Archive for 2月, 2010

 

浅田真央様

2月 26, 2010 in blog

昼過ぎからテレビにかじりついた。

現場仕事じゃなかったことを神様に感謝しなくちゃね。

img_0877.jpg言うまでもなく、日本の誇る、浅田真央様の勝負の時が迫ってきたのだ。

一昨日のショートプログラムでは、見ているこっちの心臓がバクバクと飛び出しそうになった。

その中での完璧な演技。19だぜ。こちとら19の頃なんてただのボンクラだったばい。

テレビをつけると、ちょうど安藤美姫さんのスタート。

落ち着いた素晴らしい演技。ほぼノーミス。きっと彼女の中では、トリノのリベンジが果たせたんではないだろうか。

そして続いて、キム・ヨナ。。。。。彼女の心臓はきっと熊のように毛むくじゃらに違いない。もしくは超合金?

それほどのパーフェクト演技。点数も史上最高点。とてつもない歓声と拍手。テレビカメラが真央ちゃんに寄る。不安気に眉を寄せ、音を遮断するようにイヤホンを着ける。

一昨日のショートでは、これと同じ光景を立場を逆にして見た。その時のヨナは、平然と笑みすら浮かべた。勝負は、実力伯仲の場合、どちらが平常心かで決まる。

このとき、正直、僕は負けを覚悟した。

img_0876.jpgすぐに真央ちゃんの演技。おそらく日本中が自分の家族のような気持ちで彼女の一挙手一投足を見守ったに違いない。

最大の難関であるトリプルアクセル・・・・飛んだ。2回とも成功。

おー、このまま行けば分からんぞー、あと一分、そう思ったとき地獄の落とし穴が待っていた 。

何ということも無いはずのジャンプで詰まる。

こんなことだけは実に良く僕の勘は当たる。でも、そこからの真央ちゃんは素晴らしかった。吹っ切るように鬼気迫るような演技。

結果は、皆さんご存知の通り、キム・ヨナに続く第二位、銀メダルだ。

img_0882.jpgPHOTOは、真央ちゃんとは対照的な金メダルスマイル。

真央ちゃん自身にとっては金以外は石ころかもしれない。

試合後のインタビューも、一切の言い訳もせず、自分のふがいなさと負けを素直に認め、次のリベンジを誓っていた。こういうのを“潔い”というのだろう。

こんな人こそ、きっと強くなる。そして必ず、落とし前をつけることだろう、勿論自分自身に対して。

きっと今回の銀は、次のソチ(冬季オリンピック)までのプロローグなのだ。

いつも思うことだが、何故、一流アスリートはこんなにも大きな感動を与えてくれるのか?

それは、凡人には決して到達できない高さの技と、それを手に入れる為に、己の限界ととことんまで戦い尽くすものだけが持つ美しさ、を見るからだろう。

きっと、ありとあらゆるものを犠牲にしてきた人生だと思う。

素晴らしい銀メダル。日本中に元気と喜びを与えてくれた銀メダル。

そんな悲しい顔はしないで(最初の写真)、胸を張って笑顔で帰ってきて下さい。あなたは日本の観音菩薩なんだから。

THE BEATLES Mono or Stereo

2月 17, 2010 in blog

img_0867.jpgたまにはエンジニアらしい話題を。。。

たいそうなタイトルを掲げて見たものの、実はまだ全部を比較した訳ではない。

ただ、昨日ある仕事で、Beatlesの『Help』を使用することになり、リマスターのMono&Stereo両方を立ち上げて、どちらを使うかじっくり検討してみた。

勿論、仕事で使うので、音質的にどうこうというより、作品全体の中のバランスによって決定しなければならないのは当然のことだが、それプラス、個人的に作品自体として比較してみた。

巷間よく言われることは・・・・

プロデューサー・ジョージマーティンのみならずメンバー立ち会いのもとミックスされたものがMonoで、エンジニアが適当にミックスしたものがStereoであるから、当然、Monoの方が良いに決まっている。実際、パワー感といい、バランスといい、すべてにおいてMonoの方が圧倒的に良い。云々カンヌん。。。。というもの。

確かに、パソコンのちっこいスピーカーで聞いたファーストアルバムは、Monoが圧倒的に良かった。

でも・・・・コントロールルームのNS-10Mで聞いた『Help』の印象はまったく違ったものだった。

(PHOTOはそれぞれのジャケット。よく見なくても全然違う。左がStereo。)

Monoの方は、音質がモコモコしていてはっきりしない。マスターコンプに引っかかるのがはっきり分かりすぎて正直よろしくない。

バランスもベースのダイナミクスに影響されすぎて(ベースが大きい部分でコンプが掛かるため、他が引っ込む)、なんか気持ち悪い。

それに対しStereoの方は、まったくすっきりし(し過ぎの感もあり)、勿論、マスターコンプに引っかかりすぎることも無い。。。。

良くいわれる迫力の違いも感じない。というよりStereo盤の方がボーカルが大きくてより音が飛び出してくる。

ただ、試しにiMacで聞いてみると、Monoの違和感はかなり消える。

つまり、当時は当然、ナローレンジの小口径のスピーカーで再生されていた、ということが分かる。(あるいは、そういうユーザーをターゲットにしていた。)

まっ、あくまで、僕の個人的見解ですが・・・いかがなもんでしょうか?・・・

ただ、良く知られた違いとして、ボーカルとコーラスが、それぞれテイクが録った日も含めて違うのだが、普通に聞くと全然気づかない。それほど、ジョンをはじめとするメンバーの歌唱クォリティは高いということなんだね。。。

良く聞くと当然違うけど、どっちが良いかと言われると・・・・・

やっぱり、14歳の頃から何回聞いたか分かんないほど聞いたStereo盤のジョンの声の方が、僕にはやっぱりぴったりくる。。。。。。

ソシアルダンスと龍馬伝

2月 15, 2010 in blog

hb12_t.jpg昨日の現場は長崎県立体育館。通称『カブトガニ』。そのフォルムから名付けられた。

中身は、『全九州ソシアルダンス競技会』。つまり社交ダンスの大会ね。

これを毎年担当させて頂いている。

出場者は、8歳くらいから60歳くらいまでと幅広い。それぞれ、1分30秒ほどの曲を次から次に踊る。

この大会の総帥。つまり長崎県のソシアルダンス界の一番偉い人ね。

A先生とおっしゃる方だが、僕はたまたま30年以上前から存じ上げている。

まったく気さくな方で、面白い人なのだが、とにかく年を取らない。

現在60代も半ば過ぎのはずだが、背筋はぴんぴんだし、声は大きいし、とてつもなく若々しい。

ご本人は『そりゃー全部ダンスのお陰だよー、がははははははは』とおっしゃる。

いやーあやかりたいもんです。

閑話休題。

image.jpg仕事が結構早く終わったので、8時からの『龍馬伝』をリアルタイムで見ることができた。

勿論、HDRにも録画している。

昨日で七回目だっけ? 前回くらいからようやく面白くなってきたというのが本音。

言うまでもなく、生瀬・松蔭が素晴らしかったからで、やはり本物の役者が出てくると締まる。

そして昨日。いよいよ香川さん本領発揮という感じだし、絡む大森・武市半平太も存在感を増していて、この二人の演技合戦も見応えがあった。

それに、個人的に、谷原章介・桂小五郎が大好きだ。とても合ってると思う。これら周りに触発される形で、福山・龍馬も少しずつ成長して行っているように見受けられる。

にしても演技はきついね。(失敬!!)

今回はそれ以外にも収穫が多かった。リリーフランキー・小龍、これはナイスだった。

ご本人も絵描きさんだからか、その肩の力の抜けた自然体が素晴らしかった。

実際の龍馬に相当の影響を与えた人物なので、今後どう描かれるのか楽しみだ。

・・・と、良い部分もちらほら出てきているが・・・・相変わらず、目を覆いたくなるような点も多い。

まずはストーリー。はしょりたいのも分かるがはしょりすぎて話に感情移入できない。

例えば、千葉道場編。佐那とのエピソードもなんだか急ぎ過ぎでとっちらかってるし、龍馬が黒船を見てから剣について悟るまで、が性急すぎてまったく同意できない。悟るってこんなに軽いのかー?

第一、龍馬が上京したのは、あれほど切羽詰まった感情がわき起こったからではなく、田舎のボンボンの次男坊としては、江戸の名のある大道場に修業して帰ってきた暁に、その実績を看板に、屋敷の離れにでも道場を構える、といったことが、元からの既定路線であったはずなのだ。

武市半平太にも大いに不満がある。とにかく軽すぎ。あれじゃ、単なる、暗い嫉妬狂いの女々しいヤツにしか見えん。(この女々しさ故に、後に、吉田東洋暗殺に繋がるような伏線が張ってあるとこがさらに気に食わん。軽すぎる。)

いや、女々しいのは構わん。それがモチベーションと定義する案も理解できる。

が、それはやはり隠すべきだろう。武市のような男としては。隠しても隠しても、にじみ出る嫉妬が、より伝わるんじゃないけ。

そうでないと、数百人の剽悍共を束ねる頭領になり得るはずが無いし、実在の武市は、もっと思慮深く懐の深い男であったはずだ。

(龍馬の本質を最も早く見抜いた人間の一人が武市だ。後に龍馬が脱藩した際、騒ぐ門下生に、『龍馬は土佐にあだたぬ(収まらぬ)男じゃき』といったという逸話もある)

ついでにもう一つ武市話し。

武市には子が無かった。武家としては由々しきこと。心配した周りが配慮して一計を。

妻の富子に事情を話し、しばらく実家へ帰ってもらい、その間、世話役で若い女を住み込ませた。

いくら生真面目な半平太でも、お手つきがあるだろうと踏んだのだ。

ところが半平太、一切手を出さなかった。富子は泣いて喜んだと言う。

浮気もんの龍馬とは大違いだ。

e16884e9572933e4.jpgもう一つ不満。演出過多なのどうにかならんかね。一応、武家の端くれであった岩崎家があんなに汚かったはずもない。(三菱からクレームが入ったのも頷ける)

あれじゃ、水呑百姓以下ばい。(すいませんお百姓さん)

煙も多すぎて、画面が燻ってんのもどうにかしてほしい。いくらアスファルトの無い時代といっても、あんなに砂埃が始終舞っていたはずが無い。そのために打ち水という文化があったのを知らんのかな監督は。。。

(因に、僕の子供時代でさえ、近所には泥道や原っぱがいくらでも残っていたが、踏み固められていて、土ぼこりの記憶等ほとんどない。)

それと・・・やっぱ音楽がね・・・弱い気がする。

勿論強すぎて画を喰ってしまうのも本末転倒だが、『こんな場面でこの音?・・・待ってくれよ、卑怯だぁ〜・・』つまり、芝居と音楽の相乗効果で感動を二倍にも三倍にもする、が、僕の理想とする劇伴だ。

残念ながら龍馬伝の中には、そんなメロディーは一曲も無い。。。。

正直、今のところ、四分六といったところ。(勿論、不満が6)

しかし、希望もある。この先、僕らの本編である『長崎編』で、芸妓お元役で、蒼井優さんが出てくるからだ。

このお元という人。歴史的にはまったく重要ではないが僕的には、とても思い入れのある女性だ。

83a89df685ae8194.jpg長崎の芸妓で、龍馬のなじみ、つまり愛人だったという女性だ。当時、18歳。(と云われている)

後藤象二郎が初めて龍馬との会談を料亭の『清風亭』にセッティングしたおり、龍馬の為に彼女を呼んだというエピソードがある。それだけ、下士である龍馬に上士である後藤が気を使ったというハナシ。

それと、もう一つ。

明治になって何年か経ち、世の中も落ち着いた頃・・・・

薩長に政府高官を独占され、オモロくないのが土佐。

唯一のスーパースターである龍馬を担ぎ出そうとして、ゆかりの人々を探そうとした。

お元も当然そのリストに入り、新聞広告まで打たれたそうだが、遂に名乗り出ることは無かったそうだ。

勿論、人の奥さんになっていたのかもしれないし、既に亡くなっていたのかもしれないし・・・

その真偽は分からぬ仕舞いだが、そのへんの奥ゆかしさが好きだ。蒼井さんならきっと素晴らしいお元を演じてくれると思う。

・・・・しかし、予想以上の龍馬ブームに、天国では龍馬も面白がって、よさこいでも踊っているかもね。

いやさ、新しもの好きの彼のこと、きっとグラバーさんに習ったに違いないソシアルダンスでも、お龍さんやお元さんと踊っているに違いない。。。。

近況・・・

2月 08, 2010 in blog

ts3n00800001.jpgまたしても放置・・・・

ここんとこ、何故か、整理熱に火がついたようで、連日、いろんなものの整理にいそしんだ。

まずはカセットテープ。これは、先日のデッキおシャカ事件に端を発し、機材関係の見直しついでに始めた。・・多分、100本位は捨てた。

しかし、いろんなものを発見して楽しかった。。。。

同時に、2トラックオープンの整理もしようと思っている。 次いでDAT、MD・・・・

さて、先週末は恒例の『R-Project Dance 教室発表会』で、長崎市公会堂にハマっていた。

この教室は、Hip Hopやブガル等のストリート系ダンス教室で、総帥の内川さんとは、30年近い付き合いだ。未だ現役なのには頭が下がる。

で、その仕込みの日。ステージには、いろんな業者さんが集まっている。僕ら音響、照明、映像等等・・・

その映像会社のH君と何気に立ち話をしていると、彼、なんとこのブログの隠れファンだという。

言ったのだから、もはや隠れではないが、なんとなく嬉しい。

で、最近僕が購入したギターのことなんかを聞いてきたもんだから、調子こいて、べらべらとしゃべったのだが、話題の中に、『ディープパープル』1972年の作品、『ライブ イン ジャパン』の話が出た。・・・確か、音が良いとか、PA機材のあまりのチープさに驚いたとか・・・そんな感じ・・・

で、その話のほんの数分後、H君、僕に数枚のCDを手渡した。

61fpp6datel_sl500_aa240_.jpgなんと、その『ディープパープル』の『ライブ イン ジャパン完全版』だった。

※ このあまりにも有名なアルバム。1972年、東京は武道館、大阪は大阪厚生年金ホールで、合計3日間3ステージが行われ、そのベストテイクが編集され発売されたのだが、後に、3日間すべてを収録した 『ライブ イン ジャパン完全版』が発表された。

僕も、一般のヤツは当然持っていたが『完全版』は持っていなかった。

この場を借りてお礼を言わせて頂きます。ありがとう。

今、それを聞きながら記しているよ。H君、今度、何かお礼するよ!!

・・・・聞けば分かるが、ベストテイクに選ばれたテイクは、当たり前にベストだね。

それに、後にギターのリッチー・ブラックモアが、この当時、ヴォーカルのイアン・ギランが毎日同じようにしか歌わないことが不満だった、と述べているが、それがよーくわかる。。。。

でもねリッチー、ヴォーカルとは本来そういうもんだし、逆に、それだけ安定していた、ということでもあるんだぜ。それもまたすんごいことだと思うよ。。。

(スンマソン! 偉そーぶっこきました!!)

それにしても、この頃のリッチーのギターサウンドは、彼の全キャリアの中でも最高だと僕は思う。

やはり、ストラト(1971年製?、貼りメイプルフィンガーボード)+マーシャル・メイジャー200Wアンプ+ホーンビー・スキューズ・トレブルブースター+リッチーの神の手、のなせる技か?

僕が持っている、1971年製100Wマーシャル1959では絶対に出ない。。。。