Archive for 1月, 2010

 

壊・・・カセットデッキ・iMac・MD

1月 27, 2010 in blog

img_0803.jpgまたしても放置・・・ではなく、ここんとこビッシリのスケジュールが入っていたのと、Macがメンテに出ていた為だ。

メンテに出ていた理由。これがまたハラの立つもの。

ここはレコーディングスタジオであって僕はエンジニアだ。日々、数々のCDを聴く。その中には勿論8cmCDだってある。(かつて、シングルCDの殆どはこのスタイルだった。)

で、先週頭、8cmCDを何気にiMacへ放り込んだ・・・・・・OH Noooooooooooの事態になっちまった。

どうやっても取り出せぬ。ネットを探しまくって対策を講じたがダメ。。。。

困り果ててAppleへ電話すると、何つったと思う??

『修理代金は、210.000円になります。』だとーーーーーー!!

ふざんけんじゃねーーーーー!!! 買えるじゃねーかー新品がよー、と喚いてやりました。

すると、『手前どもも、それではあんまり、と思いますので、Appleのライセンスを持つ業者を紹介致しますのでそちらでなんとか・・・・』とか言いやがったので、

『ほぉー、で、そっちではいったいどんくらいかかんの?(実際は、『そちらではどれくらい掛かるんでしょうか?』)』

とか何とかかんとかやり取りがあって、結局、15.000円から掛かっても30.000円でできるという。

早く言ってくれよ、それをよー。当然、速攻送る。良かったー、まだG4取っといて。すぐさまG4にスイッチ。

とりあえず、事務仕事はこれでオッケー。

ところがそれで終わりじゃなかった。

急ぎiMacを箱詰めして送ったのだが、そのやり取りの際、先方から、『くれぐれも電源ケーブルをお忘れなく』と言われたので、再度チェックして送った。

なのに、昨日届いたiMacを開けると・・・入ってねぇーじゃねぇーかよー、で・ん・げ・ん!!

また腹立ってきた。大体8cmCDが読めないっておかしくねぇーか? つい何年か前まで、世間に流通していたメディアだぜ!

百歩譲って、それならそれで、でっかく表記しておけよなー!!

『本機の穴に、12cmは良いけれど、8cmは、決して入れてはなりませぬ。小さいのはキライなの。』てなー!!

・・・・・

閑話休題。。。。。

同じ頃、会社では、ナレ録り(ナレーション録音)&大量カセットダビング仕事 に突入。

フル稼働してダビングしていると、なんと一台がおかしい。3ヘッドデッキなのでテープアウトをモニターしていたのだが、音がぐしゃぐしゃしている。

慌てて、いろんなチェックをやる・・・・・・壊れてる。。。。。

img_0801.jpgはあ〜。。。。無理も無い。このデッキ、なんと購入以来22年を数える超古参デッキ。自宅のオーディオラックで余生を送っていたのだが、去年、前任のTASCAM-112が壊れた為、急遽、スタジオへ引っ張り出されたのだ。

VictorのTD-V711という機種だ。22年前と言えば、世の中はまだまだバブル真っ盛り。オーディオブームも頂点に達している頃で、今とは比べ物にならないほどのクォリティーと種類を有していた。

僕は数ある名機の中から、SONY、AKAI、Victor に絞り込み、その中から悩みに悩んだあげく選んだのが本機だった。

実際、サウンドは素晴らしく、とてもカセットテープの音とは思えないほどだった。

ついさっきまで、その素晴らしいサウンドのままだったのが、突如、おかしくなった。

何の前触れも無く・・・・まるで、死の寸前まで仕事に没頭する職人であるかのように・・・

いやー、22年間お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。

で、すぐさま、新しいデッキをと思い、いつもの業者さんへ発注すると・・・・

無い、という。いろんなとこ当たってみたけど無い、らしい。。。げぇーっ困った。

テープの納期は今週末。やっべぇーぞー! で、NETで探しまくった。

しかし・・・薄々は分かっていたが、もはや、殆どのメーカーは造ってないのだ・・まともなカセットデッキ。

ましてや、僕らが望むような業務用とか音の良いハイエンド機と言うようなもんは、この世で手に入れるには、もはやヤフオクしか無いのだ。

しかし、ヤフオクで買うにも時間はない上、信頼もできない。ここはどうにかして新品を手に入れるしか無い。

img_0802.jpgで、結局、TASCAM だけが1機種だけ造っていた。Wデッキで音質には期待はできないけど、この際、どうしようもない。

しかし、これすら、在庫は少ない。結局、やっとサウンドハウスで即納できるものを見つけた。

それがこれだ。・・・・・やっぱ、見た目チープなのは致し方ないねぇ〜。。。いつまで保つかな〜・・・

・・・・しかし、困った。スタジオと自宅には山のようにカセットテープがある。

全部、昔のバンドのライブ録音やスタジオ録音だ。中にはすごく貴重なものもある。

いつかデジタル化しようと思っていたのだが。。。。

時間かけて探すしか無いね・・・・完全整備済みのハイエンドカセットデッキ。。。。。

それから数時間後・・・・なんと、それだけでは終わらなかった。。。。

ダビングマスターを作る為に、MDに録音しようとすると・・・・おかしい・・・キュルキュル言ってる・・・・・録音できない・・・・壊れてる。。。。

こいつも、メンテ直行だ。。。。。

・・・・

年明け早々、去年から続く機材のメンテナンスや交換。

でも、きっとこれだけじゃないないんだ、今年は。

オバマじゃないけど『チェンジ』 の年になりそうだ・・・・勿論、良い意味でさ!!

1月 16, 2010 in blog

ts3n00570001.jpgブログさぼりがちな昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか?

そんな今週、長崎は雪が積もった。9cmらしい。9年ぶりだとニュースで言っていた。

9年か・・・・何してたっけ? 2001年・・・・そっか、市民参加舞台の企画公募を受けて、うんうん考えまくっていた時期やね・・・・

(この企画『四郎外伝』は、幸運にも最優秀賞をいただき、翌年の3月、ブリックホールで上演された)

こんなに雪が積もるのは長崎では珍しいので、とりあえず記録。

PHOTOは、自宅ベランダからの景色。通勤通学大変だぁ〜。。。。

僕はというと、そこはこんな仕事(どんな仕事やねん)である利点で、ゆっくり時間をずらして電車で行った。久しぶりの電車。ts3n00630001.jpg運賃は120円だし、支払い箱?が、なんやらハイテクになってますな 〜・・・

その日のランチ。。。。。ホテルニュー長崎13Fにある中華の『桃林』の『担々麺セット』、こっちに出てきていた嫁さんと合流、二人でいただいた。

僕も嫁さんもここが大好きで、たま〜に食べに行く。(高いからね。。。トホホ)

しかし、美味い。 前にも書いたが、何もかも美味い。特にここのウーロン茶が好きだ。

今日食べた『担々麺セット』には、チャーハンとシュウマイ、デザートで杏仁豆腐までつく。

この杏仁豆腐がまた美味いんだな〜。

写真では味までは伝わらないのが惜しいけど、ここのは本当に美味しい。

ts3n00650001.jpgで、メインの担々麺。とても上品で、辛さもほどほど。サイコー美味かったっす。

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img_0797.JPG最後のPHOTOは、その日の夕方、事務所の窓を開けると目に飛び込んできた、雪の花。

本当に、まるで八重桜のように丸っこくなった雪が、枝いっぱいに・・・・・

ちょっと薄日も射して、とてもきれいだった。

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東京・・・その2 グルメ編

1月 07, 2010 in blog

12月に東京へ行った話をした。(前々回)

当然食事をする。で、今回は、ほとんど娘に連れて行ってもらった。(喜)親バカ度200%

まずは吉祥寺で食べたラーメン。

全国的に超有名な『ホープ軒』でいただいた。

娘は、かつて隣駅の荻窪に住んでいた僕の弟から(娘からすると伯父さん)教えてもらったらしい。

hope.jpg吉祥寺駅前には浜ん町くらいのアーケイドがあるが、その横丁に店はあった。

行ってみると、3人ほど並んでいる。僕らもその後に並んだ。

店の兄ちゃんがメニューを取りにきた。近頃はやりの食券じゃないところが気に入った。

しかし、メニューはたったの二つきり。ラーメン、もしくはチャーシューメン、のみ。

僕らは、娘の勧めるチャーシューメン。

ラーメンのみだから回転は速い。すぐ順番はやってきた。

僕は意外に大食漢だから、ラーメンのみで大丈夫だろうか? と少し不安だったが 、カウンターに座ったとたん、不安は吹っ飛んだ。

soft-11.jpgでかいのだ、どんぶりが。長崎のチャンポンの1.5倍は軽くある。

見てると、麺とスープでどんぶりは満たされ、その中央に、こんもりともやしが積まれ、回りにチャーシューがたっぷりと重ねられてゆく。仕上げに海苔。

写真だと普通のラーメンに見えるが、長崎のラーメンの倍は楽にある。

全部食えるか心配になってきた。

・・・・食べた。・・・まぁ、うまかった・・かな。・・・・

スープは、とんこつ?・・・よくわからん・・見た目とんこつやけどね・・・麺は細めの縮れ麺でぷりぷりしてて美味い。soft-2.jpgチャーシューは昔っぽい普通のやつ。もやしと海苔はもう一つ・・・・

まっ、僕には東京のラーメンは、今ひとつ合わないということなのだろう。

量的には腹一杯。これで850円はお手頃かも。

この日の東京はとにかく暑かった。ので、途中新宿で、『GROM』 というジェラート屋さんに寄る。大ブレーク中らしく、お客でいっぱい。

写真は『レモンソルベ』。これで、何と520円もしやがる。

でも、スンゲェーうまかったのでOK。シシリー産レモン100%らしい。

自称、前世はイタリア人の俺様なので、より良いね。

この日の夕食は、娘の地元、吉祥寺に戻った。

『鳥良』というその名前通りの、鳥料理が名物の居酒屋らしい。

娘が言うには、この店、吉祥寺だけで4店舗ほどあるらしいがどれも大繁盛しているらしく、本当に連れて行きたかった店はすでに予約でいっぱいだったので、第二候補の店へ行くらしい。

toriyoshi-2.jpg駅前から、たったの1〜2分で着いた。

玄関見ただけで、店の内容が確信できる。

残念ながら写真は撮り損なった。とにかく、店内はお客でいっぱいで活気に溢れていて、年齢層も広く、内装もおしゃれで、勿論、料理も言うこと無しだった。

名物の手羽先は名古屋名物のピリ辛手羽先だった。しかし、それよりも他のメニューの美味しさが際立ってたなー。

鳥皮の和え物とか、冷や奴に胡麻油とか、串ものとか、とにかく、全部美味かった。

こんな居酒屋だったら、長崎でも大繁盛間違い無しやろうな。

ただ、人口が違いすぎて魅力無いやろうな商売としては。。。

・・・・・・

さて二日目。この日の昼食は渋谷。

今日のメインは何といっても夜のカニ。(娘のバイト先であるかに道楽を予約済み)

udon.jpgので、昼は軽くと言うことで選んだのがうどん。

がしかし、ただのうどんじゃなかばーい。 何といっても娘セレクション(親バカ度300%)。『京うどん 夢吟坊』

で、いただいた!! もーちょー美味かった!! 美味すぎて写真忘れた。

麺は、好みでない太めのものだったが、そんなこと一切気にならないほど出汁が美味い。

とにかく美味い。関西らしく透き通ったきれいな出汁で、鰹節の香りが鼻孔をくすぐるくすぐる。

勿論、麺も美味かったよ。太かったけど、ツルツルシコシコで。

僕が食べたのは、うどんと麦とろのセットだったのだが、この麦とろがまた美味かった。少し味噌が利いていてね。

おまけに、ご飯についていた漬け物がまた絶品!! さすが京都!! いつか行くぞ京都!!

しかし、昔はこんな店、東京には無かったな〜。

渋谷に行く機会がある人は是非!!  (渋谷マークシティ1Fの奥)

・・・・・・

kani1.jpgさてさて、いよいよメインイベント、夕食の時間がやって参りました。

今日もいろんなトコ歩きまくってくたくたで腹ぺこ。

松尾家御一行は、バスに乗って仙川まで。

夕食は、娘が大学入学以来お世話になってるバイト先『かに道楽』。

そう、あの大阪の、動くカニのオブジェで有名な店。

仙川の駅で、奥さまの高校以来の親友サチコ嬢(この方、北野たけしさんのスタイリスト)も合流してお店を目指した。

意外に広い店内。こじんまりしたお店かと思いきや、150名は収容可能だと言う。

僕らは和室の個室に通された。勿論、これでも一応人の親。ちゃーんと方々ご挨拶はきちんと済ませましたよーん。。

で、どーよ!! この壮観!! これでも全部ではなーい。

一応説明。A=茹でがにの三種盛り。つまり、ズワイにタラバに毛ガニ全部味わえる。

B=ズワイガニの刺身。C=ズワイガニの味噌。D=タラバガニの唐揚げ。E=生ズワイガニの寿司。F=カニグラタン。G=タラバの焼きガニ。H=かにすき。I=押し寿司と巻寿司と吸い物。

味の説明はしない。美味いとしか言いようが無いから。

僕にとっての一番は、やっぱ焼きガニかな。炭火でこんがり、肉汁が吹きこぼれて、レモンをジュッと・・・あ〜よだれが・・・・。勿論、茹でも美味いし、かにすきも絶品だったのは言うまでもない 。

しかし、カニ食べるとやっぱ無言になるのは本当やね 。

僕らは、これに、ビールに白ワインに日本酒取り混ぜて楽しんだのであーる。

(今後とも、娘をよろしくお願い致します。親バカ度1000%)

いよいよ、龍馬伝!!

1月 05, 2010 in blog

正月は、家でのんびりしていた。愛犬二匹と戯れつつ。。。。

そんな正月も三日の夜、遂に始まった『龍馬伝』。

思えば、最初にこのニュースを聞いたのが去年の夏。早いもんやね〜

10年に一つの名作『JIN-仁-』が終わって二週間。またしても、TVにかじりつかなくてはならなくなった。

で、見た。正座して。

結論。。。。。とりあえず・・・良かった。色々言いたいこともあるが・・・期待値も含めて。。

まず、これまでのNHK大河とは大きく違う点がある。これまでは、スタジオセット収録が基本だった。それが、全編野外ロケや野外セットになり、リアル感が飛躍的に上がっている。

リアル、という点に関しては、ここんとこのNHK作品には顕著に見られる傾向だ。

例えば去年の『白洲次郎』しかり、『坂の上の雲』(ある意味大河以上の作品)しかりだ。

ここでは『仁』等で感じた、照明の違和感等はみじんも無く、そのリアリズムは圧倒的だ。

その技術が、『龍馬伝』でも遺憾なく発揮されている。・・・

42aca8160b4a0ffc.jpegただ、肝心のストーリーやキャストとなると・・・・・やっぱ異議を申し立てたくなるね。

1話に、龍馬の後の活躍のモチベーションを当時の身分差別と定義し、それを徹底的に描くのは分かるが、ちょっと急ぎ過ぎだし、お涙頂戴過ぎて、少々白ける。

(しかし、弥太郎をかばって上士に下駄で殴られるシーン。これは、あの武田鉄矢のTVドラマ『坂本竜馬』に、まったく同じようなシーンがあるのだが、偶然か?)

弥太郎(香川照之)を狂言回しにして龍馬を語らせるアイディアは秀逸だと思う。弥太郎=香川は、これしか無い鉄板キャスティングだと思うし。

で、他のキャスト・・・・これはちょっと・・・難しいのは分かる。同じNHKの『坂の上の雲』にあれだけ取られればね・・・・せめて香川さんぐらいは、ということなのだろうが、・・後がね。。

バーターなんで仕方ないんやろうけど、人斬り以蔵に佐藤健、近藤長次郎に大泉洋はなかろう。

まっ、今後の演技次第やけど、見てくれとしては最低。(リアルさにかける意味で)

同じ意味で、武市半平太も、武田鉄矢の勝海舟も納得できねぇっ!!

結局、1年通じてキャスティングするには酷すぎるほどの超個性派ぞろいの群像劇なのだということだろう。

cf1186abae69094c1.jpegでは、肝心の福山=龍馬はどうか? 龍馬としては、正直まだよくわからん。

まだ、龍馬には見えん。がしかし、俳優としての魅力がある。何といってもそんじょそこらにはおらんほどの美男だ。

そういえば、あまりに(仁の)内野=龍馬が良かったために、大河の福山=龍馬を心配する声も多かったが、彼は内野さんでは太刀打ちできない美しさで対抗したんだな〜。

俳優は、それでも良いんじゃないか。。十分。。。 誰も叶わぬほどの美しさ。。龍馬には無かったけどね。

で、この美しい顔をどれほど歪めることができるか、引きつらせることができるか、鼻水たらして嗚咽できるか、目ん玉ひんむいて怒ることができるか。。。それが、これからの龍馬伝を左右するのだろう。

・・・・後、音楽が印象に残らなかったのが気にかかる。名作ドラマは例外なく名曲に彩られているものだから。。。。

まっ、色々と勝手なことを言い連ねてきたが、これもすべて期待するがあまりのことゆえお許しを。

これから毎週見ることは確実だし、録画することだけは忘れないようにしないとね!!

東京・・その1。ストラト編

1月 05, 2010 in blog

明けまして、おめでとうございます!!

あっという間に新年だ。2010年だ。1月も5日だ。

今年は何かと新しいことが起こりそうな年。何卒よろしくお願い致します。

・・・・・・

ばたばたと慌ただしく過ごした12月だったが、極めつけに東京へ行ってきた。3年ぶりだ。

仕事ではなく、プライベートな用事で奥方と出かけた。

東京には、現在、大学三年の一人娘が暮らしている。

娘に会うのも嬉しいが、 僕にとって今回の東京行きの理由の一つが、極ノーマルの良きストラトを見つける、というもの。

で、ストラトとは何ぞや?・・・僕の音楽仲間ならば説明不要だが、それ以外の方々のために簡単な説明を・・・・

僕らは単にストラトと呼ぶが、正式名称は、ストラト・キャスター。アメリカはフェンダー社製のエレキギターだ。開発されたのは1954年。僕らが一般にストラトと認めるのは、俗にプリCBS期といわれる、1965年頃までのオリジナルフェンダー期のもの。つまり、会社を創業者が売却するまでの時期ね。

(勿論、その後に造られたものにも素晴らしいものはある。)

ただ、このオリジナル期のものは、現在ビンテージ価値が付き、とても買えたもんじゃない。(140万円程度から)

そんな事情で、現在のフェンダー社は当時のレプリカばかりを造っている。

だが品質は、最上位のフェンダー・カスタムショップ製(以下=CS)も含めて、正直あんまり芳しいものではない。

vanzandt1.jpgで、今回、僕が目をつけたのは、Vanzandt(ヴァンザント=以下V)というメーカーのストラトだ。

これは、アメリカ人のおっさんが開発した素晴らしいビンテージ仕様のピックアップと、日本の職人が手作業で造り上げたボディとを合体させて造った日米合同作品だ。

最近では、造り、サウンド共に本家フェンダー社を凌ぐともいわれるほどの評判だ。それに結構安い。(22万円ほど)

で、実際はいかなるもんぞやと、事前にネットで調査していた楽器店を回ることに・・・・・

まずは、吉祥寺で見つけたS○堂。一番安いVを見つけていた。

早速店員に試奏を申し込む。ケツのあたりに2ヶ所ほど傷・・なーるほど、これが安い理由ね。

マーシャルにぶち込んで弾いてみる・・・・ ふむふむ・・・音は良いねー・・太くて、キンキンしないし、抜ける・・・・ネックが太いね・・・

CSに交換してみる・・・・とたんにキンキン・・細い・・・ばらつきもある・・・

う〜む・・良いじゃん、V・・・

ただ・・・・一つ気になる点が・・・・とりあえず保留して店を出る。

二件目。お茶の水の何とかと言う小さめの楽器店。いかにもバンドやってます、みたいなお兄ちゃんがいたので、Vの試奏を申し込む。

フェンダーの黄色いトーレックスのアンプにぶち込み、ボリュームは6ぐらいに上げる。しばし弾く・・・ほぉ〜、こりゃさっきのとは全然違う・・・・音の傾向は似た感じだが、引き心地がまるで違う。ネックも若干細めで、手があまり大きくない僕にはちょうどいい。

それに、吉祥寺のヤツは、何ヶ所か、引っかかるフレットがあって弾きづらかった。

その傾向は、こいつにも若干はあるが、随分スムースだ・・・

店員の兄ちゃんが寄ってきた。『いかがでしょうか?』

しばし談笑する。兄ちゃん、さらに上のグレードのVを持ってくる。弾いてみる。やっぱ良いね・・他にも候補があるので保留して店を出る。吉祥寺は消えた。

ここお茶の水駅周辺は、楽器屋のメッカだ。音楽好き楽器好きにとっては丸1日あっても足らない。隣に連なる店店を覗いてみるが大したものは無かった。

で、隣駅の神田へ行ってみることに。ここには、日本一のビンテージストラトの専門店があるのだ。

(ここの話は番外編へ・・・)
神田を出た松尾家ご一行は、池袋へ山手線で行く。

店は、駅を出て5分ほどの場所にある。しかしまぁ〜、分かっちゃいるけど、何なんかね〜、この人混み。東京中、どこへ行っても人人人・・

まっ、僕には無理やね。この街に暮らすのは。。。。(約30年前には暮らしていたけど・・・)

とあるファッションビルの最上階ワンフロア全部がその店だ。

エレベーターへ7~8名ほどの若者と乗ったが、その全員が楽器店で降りたのには驚いた。

店に入っても人でごった返している。長崎では考えられない光景だ。

後で聞いた話だが、この店だけで、エレキギター1500本あるという。

真っ直ぐエレキギターコーナーへ行く。小太りの、人の良さそうなお兄さんに、VとCSのストラトをリクエスト。

弾いてみる。Vはさっきとほぼ同感触。サウンド太く、ばらつきが無く、ネック太めで、若干ひっかかるフレットがある。

fender.jpg代わってCS。Vに比べると、やはり細くギラつく。しかし、ネックは一回り細く握りやすいし、何といっても、フレットがとてもスムーズでまったくひっかかりがない。

何本か交換して試す。ここが東京の良いところやね〜。何といっても数がある。

要するに、Vは音は良いけど、若干引き心地に難があり、CSは、引き心地は最高だけど、サウンドがイマ一。しかも、価格が10万円ほどVより高い。

僕はその旨、お兄さんに告げ、更に弾きこむ。心の中では、7割がた、Vに決まりかかっていた。

引き心地の不満は、弾き倒すことで解消できるだろうし、それでも駄目な場合は、フレットを打ち直す手もある。やはり、決めてはサウンドだ。・・・・と思っていたところ。

『これ、試して下さい。』目の前に、CSのストラト。

『これ2004年の中古なんで、価格もVとほぼ同じですし、中古と言っても、まったく弾いた痕跡のない、ほぼ新古品です。』

ふぅ〜ん、と、受け取り眺める。確かにまったく傷はないしフレットも減ってない。

ジャックに突っ込んで、Vのセッティングのまま弾いてみる。思わず『おっ?!』と声が出た。

太い! それまで弾いたCSとは明らかに違う太さ。Vより更に太い。

太いといっても、決してブーミーではないし抜ける。何といっても、軽くコンプレッションしたかのようなぎしっとまとまったサウンドで、弾いているとものすごくノる 。

この特徴は、あの、65年製ビンテージにも感じたものだ。 色々弾きまくって試す。

『良いでしょう?』店のお兄さん。認めるしか無い。心は、70%Vに傾いていたので、それを一気にひっくり返されて、少し動揺している。

引き心地は最高の上、サウンドもVの上を行く。やっぱ、腐ってもフェンダー。本家の凄みか?

しかも、価格も、色々やってくれて結局Vより若干だが安くなった。

これで決定!! と、心の声は叫んでいるがぐっとこらえ、一応、押さえておいてもらうようお願いして、一旦店を出る。

予定のもう一軒へ行く。ここでも、VとCSを散々弾き散らかす。印象は変わらなかった。もう心の中はとっくに決まっているのだ。

人混みの中を引き返した・・・・・・