Archive for 10月, 2009

 

ルパン三世とZEPPELIN

10月 19, 2009 in blog

昨日、久しぶりに休みだったので、録りためていたビデオを観た。

まず、数ヶ月前に録っていた『ルパン特集』から観た。

これは、NHK BS-2で放送された、トータル数10時間に及ぶ、ルパンの大特集なのだ。

その中の、最初のシリーズを特集したものを録画していた。

ルパンは勿論大好きだし、特に第一シリーズは、毎回のように不二子が脱がされる、という当時では考えられないほど革命的エッチアニメだったので、リアルタイム世代で、しかも、小6だった僕には最大級のインパクトのあるアニメだった。

しかし、今日はそんなことを論じたい訳ではない。

何気に、シリーズ1を観ていたのだが、頭のテーマソングもエンディングテーマも、エピソード毎に流れる。

それを観ていて、僕は突如発見した。

冒頭のオープニングテーマをバックに、各キャラクターのカットが連続する中で、峰不二子のカットのとき、一瞬、外人の騎士、もしくは貴族のような、例えれば、三銃士のようなというか・・・

ほんとにほんの一瞬なので(0.3秒程度)、普通は絶対気づかない。

しかし、僕の目は誤摩化せない。

fujiko.jpgそれが、このPHOTOだ。

不二子の背景の二人のヒゲでロンゲの男。紛うこと無き、ロバート・プラントとジョン“ボンゾ”ボーナム!!

そう、あのLED ZEPPELINの希代の名ボーカリスト&ドラマーのPHOTOなのだ。

(因に、ネットをググると、二、三書き込みがある。気づいている人は結構いそうだ)

これはいったいどういうことなのだろう?

僕の推理は二つ。

一つ目。時は、1971年。LED ZEPPELIN全盛期。まさにこの年の9月に初来日を果たし、日本の全ロックファンを興奮のるつぼに叩き込んだ年だ。

第一シリーズスタートは同年10月24日。つまり、スタッフの中に熱狂的ツェッペリンファンがいて、外人の写真を使わなければならないカットに、こっそり挿入した。という推理。

二つ目は、初来日のために、彼らの写真が出回っていて、急ぎオープニングを作成しなければならなかったスタッフが、中世の騎士っぽいルックスのプラントを目に留め、使用した。と言う推理。

いずれにしても、肖像権等に疎かったスタッフが勝手に使用したのではないかと思う。現在では絶対に不可能なことだ。

まさか二人が、極東アジアの一アニメーションのちょんの間出演をOKしたとは到底思えないしね。

逆に、承知の上でZEPPELINサイドがOKしたのなら、その経緯を是非知りたいもんだ。

ルパン三世。発表以来40年近く経ってもまったく色褪せないその粋さ。

オープニングにも、こんな粋な謎を隠してくれてました。

最高だね!!

JIN~仁

10月 12, 2009 in blog

週末はずっと外仕事だった。とはいっても野外ではなく、スタジオではなく他の場所で、と言う意味だが。

おくんちが終わって、長崎もすっかり秋色が深まった。

バイク通勤も上着無しではそろそろ寒い。

そんな昨日、期待のドラマが始まった。

jin_3.jpgちょっと前から、番宣その他で告知しまくっていた番組『JIN~仁』だ。

物語は、現代の脳外科医が幕末の江戸へタイムスリップし、もっている医術で、当時の人々を救いつつ、時代の奔流の中へ巻き込まれてゆくというものだ。

それプラス、それぞれの登場人物が抱える問題や、歴史上の事実がサスペンス的に織り混ざって先が読めない面白さがある。

プロットもさるものながら、登場人物も、坂本龍馬に緒方洪庵に勝海舟といった幕末ファンには堪らん陣容だ。

jin_2.jpgそれに何といっても、主演の大沢たかおが良い。

僕が最も好きな俳優の一人だ。その存在感と言うかたたずまいというか、・・・。

それと、名前は知らんが、枝豆売りの小僧役の子役・・・天才だね。

彼の演技に感動して、思わず泣きそうになった。

勿論、脇を固める俳優陣も素晴らしい。それに、昔の時代物とは比べ物にならないリアリティ。

CGを駆使した風景、忠実に再現した江戸の街、本物の火を使用した明かりや竃、スタッフの力の入りようも尋常ではない。

昨日の第一話にして、すっかり虜になっちまった。

勿論、大好きな龍馬も登場するし、タイムスリップして幕末へ飛ぶと言うコンセプトも、かつて自分自身が舞台で試みたことがあるだけに興味も尽きない。

しかし・・・脳外科医をタイムスリップさせるというアイディアは、かつて滝田栄主演でドラマ化された『大江戸神仙伝』 (現代の製薬会社社員が江戸後期へタイムスリップ)を思い出させる。

まっ、作者も確実に、この作品からインスパイアされたに違いないが、内容は完全にオリジナルだ。

それにしても、医者をタイムスリップさせたのが良いね。

第一そこらの歴史の一つも知らんようなアンポンタンがタイムスリップしても、まったくオモロくならんもんね。

例えば、『今何年ですか?』という質問に、当時の人なら100%元号で答える、嘉永4年とか。

知識があれば、それが大体いつぐらいという目星もつくから、そこから物語も膨らむ。

このドラマでも同様の質問をし、綾瀬はるか演じる武家の娘が『文久二年』と答えて、大沢演じる南方仁が、『黒船はもう来ましたか?』とさらに尋ねるシーンがある。

文久二年を良く知らなくても、南方には、それが大体幕末の頃という算段はたっている。そこで、黒船、という極めつけの歴史キーワードを出した訳だ。

それに対し『もう9年も前ですよ。』という答えで、南方には、そこが、1862年の江戸、と分かる仕掛けになっているのだ。オモロいね〜・・・・

歴史を知らんアンポンタンであれば 、『ハァ〜?』で終わってしまう。

若者よ! 勉強しとこーぜ! タイムスリップしたら困るぜよ!

それに、医術であれば、時代そのものを動かすパワーとなりうるため、物語として、自然にスケールを大きくしてゆける。。。。巧いなぁ〜。。。

たった一つ、注文を付けるとしたなら、やっぱり明かりだ。

jin_1.jpg日本のドラマは、どうしても、部屋や、夜の戸外、等、 実際は暗いシーンを明るく撮ってしまうきらいがある。

カメラに写りにくいのと、見えやすくする、というサービスなんだと思うが、 ここまで時代考証に忠実にするのなら、やはり明かりは譲れない点だね。実に惜しい。

この点、海外作品は一歩先んじていると思う。

あっ、それともう一つ、江戸時代の旗本の母親役として麻生祐未さんが出ているが、彼女、眉をほぼ剃っている。

これは、当時の既婚婦人の証だった。そして、その証はもう一つあったのだが、それは実現されていない。それはお歯黒だ。

歯を、タンニンと酢酸第一鉄の化合物で、黒く染め上げるのだ。

モノの本によると1000年以上の歴史があるらしいのだが、何故そのようになったのかはよくわからない。

だが、副作用として、虫歯予防に大変効果があったらしい。

しかし、現代の感覚では、眉無しの歯黒じゃ気味悪すぎるのかな?

というような判断なのだろうかね?

まっ、いすれにしても、本作の魅力の前には微々たるものではあるが・・・・

それに、このドラマには、かつて日本人が持っていた美しさが描かれている。あるいは描こうとしている。

謙虚さだとか、子供の親への忠孝であるとか、我慢辛抱だとか、貞淑だとか、恥じらいとか、矜持だとか・・・・

現代は、我が我がと前へ出るばかりを強さと勘違いし(自分自身、耳が痛い)、人との繋がりも損得勘定でのみ選定し、好いた惚れたと大騒ぎしちゃあっという間に乗り換え、あるいは自分の感情だけが先走り、相手に拒絶されようものなら、簡単に命さえ奪ってしまう理不尽さ。

明治以降、日本は、良きものはすべて海外にある、と、何もかも欧米を真似してきた。

僕らの世代は、その集大成とも言える。(勿論、良いものだってある)ところが、ここへきて、その価値基準はほぼ破綻している。

誰もがこのままでは良くないことだけが分かっている。しかし、どこへ行けば良いのか分からない。

このドラマのコンセプトも、きっと、どこへ行こうしているのかよく分からなくなった現代日本自らが、かつての自分を取り戻そうというメッセージなのかもしれない。

今日の出来事

10月 08, 2009 in blog

台風一過の青空だ。とは言っても長崎は、小雨と強風ぐらいですんだ。

中部東北の方々、大事無いと良いが。

ramen.jpgさて、今日のランチは初めての店だ。法務局下の通りにある、中華風居酒屋『ビストロ竹』。

たまたま通りがかって入ってみた。

ここらは昔、下町と言って、親戚が下駄屋を営んでいたので良く知ってる場所だ。

今はもう、土地を売って郊外に引っ越していて、跡地は更地のままになっている。

活気も無くなったなぁ〜、あの頃に比べると・・・・

いろんなメニューがあったが、ラーメンが自信ありということのようなので、醤油ラーメンとチャーハン小を注文。PHOTO

チャーハンは、ごく普通・・・というよりもう一つかな?

ラーメンは、丁寧に鶏出汁がとってあって美味い。チャーシューも最近流行の角煮の出来損ないのような甘ったるいものではなく、ごく正統派で美味いし、ネギも良い。

ume.jpgただ・・・・この手の透明スープの宿命か、とにかくヌルいのが残念なのと、薄味好みの小生にはちっとばかりしょっぱすぎる。

で、量が少ない。

全然満腹にならなかったのを良いことに、事務所の近所で『梅ケ家餅』 を2ケ買って食す。

この餅を食べることは、僕にとってくんちの恒例行事だ。PHOTOは中身は速攻食ったので、その残骸。

今日の仕事は、朝一で、来春のレコーディングの打ち合わせ。

大阪の方で、邦楽を中心に活動されているT氏制作の25弦筝(琴)のCD作品を手がけるのだ。

T氏は、元々長崎にいらっしゃった旧知の方なので、さくっと終了した。

いよいよ、リボンマイクを買わんといかんかな〜。

それが終わると、先月から取りかかっているF氏夫妻の楽曲のミックス作業。

このF氏、長崎では老舗のカラオケ教室のオーナーでスナックも経営しておられるのだが、僕自身は17歳の頃からの知り合いだ。

当時、ばりばりのギタリストだったF氏が演奏している店に、たまたま、10代の分際で先輩に連れられていった僕だったのだが、なぜか、F氏のギターアンプに釘付けになる。

多分、グッとくるサウンドを出していたのだろう・・・

とにかく初対面くせに、演奏終了後の一服を楽しむF氏に、厚かましくも唐突に、アンプの貸与を申し込む。

今考えても、この時の僕の行動はおかしい。もっとおかしいのは、この小僧の申し出を、大して嫌な顔もせずF氏は承諾してくれたこと。さらに言えば、僕のポジションはボーカルで、僕はバンドのギタリストのために借りたのだった。頼まれもしないのに。

しかし、考えてみると、既に当時から僕は、自分のパートのことよりバンド全体のサウンドに、より強い関心を持っていた。特にギターアンプサウンドやスネアのサウンドに。

それが良くないと気分よく歌えなかったからだ。

princeton-2.jpg勿論、ギターアンプを使う目的は決まっていた。当時、僕らは近日中にナイトクラブでの演奏が決まっており、そこで使うにはもってこいの大きさだったのだ。

(勿論、一応使うアンプは用意してあった。)

このアンプ、FenderのPrinceton Reverbという70年代初期のものだった。(PHOTO)

借りてきた僕は、早速自分のレス・ポールモデル(Aria Pro II)を突っ込み鳴らしてみた。

それまで知っていた、ヤマハのトランジスタアンプとは全然違うサウンドが飛び出してきた。

何というのか、粘っこくて艶やかで、当時の僕でも十分にその良さが分かった。

そのナイトクラブのライブは、当然のことながらとても楽しくやれたのだった。

脱線した・・・・

それから30数年。F氏もますますお元気で、僕ら後輩にはとても励みになる上、こうして一緒に仕事ができるのはとても光栄に思う。これからもよろしくお願いします。

それが終わると、レギュラーのボイトレ・レッスン。

それが終了する夕方からは、ダンスマスターズの秋の公演に向けたナレーション録り。

その合間に、これを記している。

ところで、ここんとこ、ブログを書いたり事務仕事をする際は必ずBEATLESを聞いている。

そう、先日購入したBOX-SETから選りすぐった僕のベストだ。

しかし、全213曲をI-Tunesに入れ、そこから厳選したのだが、それでも115曲。

半分以上が入ってしまった。さすがBEATLES、駄曲無し!!

おくんち、そして・・・・

10月 07, 2009 in blog

minshin1.jpg長崎は今日から“くんち”だ。

しかし・・・何で“くんち”と言うのだろう?

で、調べた。重陽の節句(9月9日)の『くにち』だからそうだ。

旧暦の9月は現代の10月にあたるので、今のようになったらしい。。。。。。

当然、朝からテレビで観覧した。残念ながら今日の天気は小雨。でも、くんちは、これぐらいでは中止にならない。

しばらく見ていると、出てきました、我らが元船町。先日レコーディminshin2.jpgングしたメンバーが正装にて勢揃いしている。(PHOTO1.2)

唐人船だから、衣装は中国服だ。。。。。う〜ん、五割り増しだね。失敬!!

挨拶が終わると、すぐに明清楽が始まった。

アナウンサーが明清楽と紹介すると、すかさず解説の越中先生、こう訂正した。

『本来は、明楽と清楽は別のもの。こいは、清楽ですたい。江戸までは、ちゃんと分けておったのが、明治になってから、訳くちゃ分からminshin3.jpgんごとなったとですたい。』

な〜るへそ。知らんかった。 しかし、さすが越中先生、公共電波でも歯に衣着せませんな〜。・・好きだ。

レコーディングしたとおりの楽曲がライブ演奏される。

踊りの子供たちも落ち着いたもんだ。

やがてハケ。皆が立ち上がる。ここで、うちで録音したバージョンが流れた。

takara1.jpgつまり、ライブ終了後の追い出し曲として流されたのだ。

テレビの音だったが、ちゃんと問題なく聞こえた。ほっと一安心。

雨の中大変でした。お疲れさまでした。明日から晴れますように。。。。

さて、次のPHOTOは、昼飯を食べた夢彩都の帰りに見た鍛冶屋町の宝船。近くで見るとなお美しい。

それに、担う男衆の誇らしげな顔・・・・良いもんだ。

そのまま出店の中を通って事務所に帰る。いやー、毎年この季節になると思うが、良い所に事務所を持ったもんだ。

で、一つニュースがあったので確認。

何を確認したのか、というと・・・

実は私、来春から活水大学の講師になることになっております。

なんのアカデミックな素養も、どっかのお偉い先生にも師事したこと等無い私ごときの不逞の輩を起用した活水大学の懐の深さには、本当に感謝したいと思います。

で、何の講師か、と申せば、

その前に。。。。

活水大学では、来春からポピュラー音楽コースなるものが新設されるのです。

その中には、ピアノ、ヴォイストレーニング、ギター、ベース、ドラムスと、五つのコースがありまして、僕が担当するのは、当然、ヴォイストレーニングなのです。

他の講師陣はキラ星のごとくの履歴の持ち主ばかりなんですが、一つ気になることが・・・

皆さん、ほぼ全員ジャズが専門の方々なんですな。

そこに根っからのRock野郎である私めが入る訳です。・・いいのだろうか?

まっ、僕は僕、いつもの僕のまま行きますよー、Rockなまま・・・

前置きが長くなりましたが、活水大学生から、僕の紹介が大学のホームページに載っているとの報告を受け(今日まで全然知らなかった)、早速、閲覧した訳です。

・・・・・・・見てびっくり、このブログのプロフィールの写真がそのまま使われとるやん?!

10月5日

10月 05, 2009 in blog

prince1-jpg.jpgPHOTOは、今日の昼頃、昼飯に行く途中のスナップだ。

長崎市の某ホテル・ニュー長崎に、皇太子殿下が宿泊されたのだが、その出発にちょうど出くわしたのだ。

長い停車時間を利用して携帯で撮ってみたが遠すぎてよく撮れてないし、車も多すぎて、どれにご本人が乗っているのかも分からない。

でも、中々見れない光景ということで撮ってみた。

しかし、改めて思うことは、やっぱり日本は単一宗教国家だということ。

prince21.jpgつまり、日本人の大半は、(仏教徒は勿論のこと、たとえキリスト教徒であってさえ)顕在的にも潜在的にも、天皇という民族の心のよりどころ=教祖を中心にした国家なのだと思う。

よって、天皇家とは、日本民族の魂を司る祭司なのだと思う。

誤解されても困るが、僕は決して右○ではない。念のため。

・・・・・・

さて本題だ。本日、10月5日、待ちに待ったものが到着した。

先だってこのブログにも書いた、THE BEATLESリマスター、beatles1.jpgMono&Stereo両セットが到着したのだ。(PHOTO3.4)

しめて68.000円なり。Mono Boxの初版が速攻売り切れて、早くもプレミアがついていたのだが、また定価販売が再開されたので、何も考えずに注文した。

今聞きながら記している。・・・・まだ、ステレオ盤と聞き比べた訳ではないが、明らかに違うね。

よくいわれるように、ミックス違いは理解できるとして(毎回、人力だからね)テイク違い等という現代では考えられない違いさえあるらしいが、その点はこれからゆっくり検証してみたいと思う。

しかし、・・・距離感とバランスが完璧やねMonoは、全然ステレオと違うmono.jpg・・・・・・いやー、やっぱ良かばい・・・ビートルズは・・・・

それに、パッケージが凝りまくっている。例えば一枚目のレーベル印刷は、パーロフォン・レーベルになっている。多分、UKデビュー時の再現なのだろう。

ジャケットも紙製で完全再現。。。。。買ってよかったー。。。。うっとり。。。

・・・・・

ところで今日のタイトル、10月5日。今日の月日が重要なのだ。

何度も言うが、今日は10月5日。

別に計算して今日届くように配慮した訳でもなく、単なる偶然なのだが、分かるstereo.jpg人には分かるよね?

10月5日。それは、1962年10月5日。THE BEATLESが、『Love me do』でデビューしたその日なのだ。

しかも、1959年10月5日は、僕の生まれた日。

そう、今日は僕の誕生日なのだ。何という素晴らしいバースデイプレゼント。神様も中々粋な計らいをしてくれるばい。

・・・・・

・・・1962年にデビューしたTHE BEATLES。解散する1970年までのわずか8年弱の間に発表した楽曲200数十曲。そのすべてが時代を切り開きリードし、そして新しい世界を創った。

これからもきっと、未来永劫、愛され続けるのだろう。勿論僕も・・・・

それにしても、こうして彼らの全歴史を眼前にすると、『I SAW HER STANDING THERE』というノリノリのロックンロールで幕を開けた彼らの歴史を(アルバム)、そのタイトルも『THE END』なんていう曲で閉めるなんて(Her Majestyは勘定しなくても良いと思う)・・・・

・・・・あまりに出来過ぎで・・・泣けてくるね。

明清楽

10月 03, 2009 in blog

やっと晴れた。

ここんとこ結構降ったからね。

上がると、一段と秋も深まったような気がする。

・・・・・

さて、一昨日は珍しいレコーディングだった。

先日記した、おくんち関係のレコーディングだ。

明清楽という江戸時代に長崎に伝わった中国伝来の音楽だ。

ご婦人方の間では結構流行ったものらしい。

使う楽器は、丸い木のボディに三味線のような弦を4本張って、べっ甲のピックでつま弾く月琴。

幕末の頃、あの坂本龍馬の妻、お龍も習っていたのがこの楽器だ。

ひょっとすると、龍馬がお龍さんの側で、この柔らかな音を聞きながら、うたた寝でもしていたのかも? なんて想像すると楽しいね。

直径7~8cm、長さ10cm程の片方が開いた筒に、50cm位の木のネックが付いていて、何本かの馬の尻尾でできた弦を張って弓で奏でる胡弓。

径20cmほどの半球状の木に革が張ってあって、細い木の某で叩く、片鼓(はんこ)という打楽器。そして明笛(横笛)。

この楽器隊と共に唄もある。

奏者計7名に、指導の山野先生と藤間金弥先生。そして、コーディネイトをしてくださったT浪さん、総勢10名が、この小さなスタジオに集結したため、一気に温度も熱気も急上昇。

演奏が始まるまでが中々大変。一時も黙っていない。暑いの寒いの、音が大きいの小さいの、鼻息が荒いの荒くないの、そりゃまぁー大騒ぎ。

女性はどんどん強くなる生き物である。

img_0702.JPGPHOTOは、月琴チームのお嬢様方。

(マニア情報。使用マイクは、オンにAKG414と451、AKGで統一。アンビエンスに、U-87を無指向でステレオ。)

そんなこんなで、いよいよレコーディング開始。

音の小さな月琴チームはスタジオに、音の大きな笛とはんこと胡弓はコントロールルームに、と二チームに分かれての演奏になった。

PHOTO2は、片鼓と胡弓とお嬢様方。使ったマイクは、ShureのSM-57と58。打楽器に57はスタンダードだが、胡弓には、初めAKG-451を当てimg_0705.JPGimg_0704.JPGていた。でも、ちょっと硬すぎるようだったので58に変更。

はんこは、その音から皆さん、パラパラと呼ぶ。くんちでは、かなりポビュラーなパーカッションだ。

胡弓は、バイオリン同様、艶やかで美しい音色を出すには相当の修練が必要な楽器。

前から知ってはいたが、本当に長崎に似合う音楽だ。恐らく、時間の経過の中で、少しずつ日本らしいアレンジが加わっていったと僕は推測する。

というのは、確かに音階やメロディーは中華風なのだが、雰囲気が中国本土のそれとかなり違っているように感じるのだ。

何となく、お座敷音曲風の、たおやかな雰囲気というか・・・・

PHOTO3は、このチームを演奏面で取り仕切っておられる山野先生と、明笛と呼ばれる横笛奏者の若者。女性ばかりのチームの中に、黒一点、というか男性一人。中々のイケメンだ。

因に、明笛にはBeta57を使用。

T浪さんは、この明清楽を、もっと分かりやすく整理して、広く伝えたいという夢をもっておられる。

僕も微力ながら協力していきたいと思う。

レコーディングは、みなさん初めてだった割にはかなりスムースに進行し、約三時間で予定の4曲を録り終えた。

皆様、お疲れさまでした。