Archive for 2月, 2009

 

ハマスカ#13 松ぼっくり

2月 23, 2009 in blog

img_0230.JPG先日お伝えした通り、昨日22日は、松ぼっくりのハマスカだった。

(ハマスカは、4月以降も存続が決定。めでたしめでたし。実行委員の皆様及び浜の町商店街の皆様、本当にありがとうございます。場所は、できたら大丸前がよいと思います。)

僕は、晴れ男のはずなのだが、ハマスカに関してはちと分が悪い。
昨日は、終日雨だった。

しかし、そこはさすがに浜屋前。人通りに不足はない。

言い忘れていたが、松ぼっくりは、このライブが最初で最後だ。

ボーカルの松尾女史は、四月から福岡に進学が決まっているし、ピアノの小林女史は、大阪での就職が決まっている。出会ったのがちょっとばかり遅過ぎた。

でも、2人にとっては(勿論、僕にとっても)、このユニットはとても有意義だったようで、練習はとても楽しかった。

おまけに、小林さんの提案で、ゲストにフルートの下釜女史にまで参加いただき、とてもゴージャスなサウンドになったのだった。

img_0233.JPGしかし、本番2週間前に、肝心の松尾女史が風邪でダウン、声が出なくなった。一番恐れていた事態だ。
でも、神様がついていたようで、本番直前には完全復活。ほっと一安心。

で、本番当日。浜屋前は、ハマスカでは初めての場所だ。

音場としてもこれまでの場所と全然違う。戸惑いながらもサウンドチェックを始めると、すぐに苦情が殺到。音量を下げつつ説明し、事態を収拾するが、先が思いやられる瞬間だった。

やがて、メンバー到着。さくさくとサウンドチェックし、すぐにリハに突入。

ボーカルの松尾女史は、心臓に毛が生えているらしく、まったく普段通り。

小林女史もまったく心配はいらない。この人は本当に動じない。

ワンコーラスづつ数曲リハするが、とてもスムーズ。心配した苦情も来ない。

やはり、松尾さんの声の魅力は本物だ。歌い始めるとすぐに数人が足を止めて聞き入る。

つくづく声の力を再認識する。勿論、圧倒的に本番に強い小林女史の確実な演奏に支えられているからこそ、松尾さんものびのびと歌えるのだ。

アンサンブルの魅力は色々あるが、僕は、この、認め合ったアーティスト同士の信頼関係こそが一番だと思っている。 信頼関係が成立している演奏は、聴いていてとても気持ちよい。

そしていよいよ本番。演奏が始まると、すぐに人垣が出来始め、やがて、通行に支障を来すまでに膨らんだ。

それは直ぐさま演奏陣にも伝わり、より良いバイブレーションが生まれる。

小林女史のクラシック畑の人らしい、チョイ固めのMCを挟みつつ、どんどん進む。

img_0232.JPGあっという間に予定のセットを終了。

メンバーも、予想以上の好感触に興奮気味。これが最後というのが本当に惜しい。

二回目のステージは、一回目に比べると、若干テンションが落ちたように感じた。

やはり、少し気が抜けたのかもしれない。そこが、経験の浅さというものなのかもしれない。

しかし、ボーカルの松尾さんにとって初めての単独舞台。充分過ぎる結果だと、僕は思う。

この経験を糧に、福岡でもチャレンジして欲しいと切に願う。素質は充分なのだから。

小林さん、大阪での活躍祈ってます。またいつか、何か出来たらいいね。

下釜さんは長崎なので、チャンスがあればまたやりましょう。(彼女は某放送局のカメラアシスタント)

。。。。。。。。。。

このハマスカというステージは、アーティストにとって、ある意味、とても恐ろしい場所だ。

評価がダイレクトに来る。興味があれば立ち止まるし、無ければ素通り。

逆に言えば、力のある人にとっては、大変やりがいのある場所と言えるだろう。

来れ!!  チャレンジャー !! って感じかな。

(岩○君、塚○君、カーちゃん、雨の中、わざわざ見に来てくれてありがとう。)

オーバーダブ

2月 16, 2009 in blog

今日から寒くなるらしい・・・少しはそうかな?

ここんとこネタが多過ぎて何を書こうか悩むんやけど、書き込む時間がない。

モニターチェックもまだまだ数機種が控えているし、そういえばオーバドライブも最後の機種のことを書いてないし、名盤シリーズも、愛機シリーズも・・・・・・・・ブツブツブツブツ

で、今回選んだネタは、とりあえず、現在進行形のものにした。

オーバーダブ・・・とは、オーバー・ダビングの略。つまり、一旦録音した物の後に、新たに録音を重ねて行く作業の事を言う。

今回のケースで言えば、まず、コンピューターを使って作り上げたオケの中から、シンセのドラムを生のドラムへ、同様に生のベース、ギター、を順次録音し、差し替えてゆく作業を指す。

前回のブログでは生ドラムの差し替えの一部を紹介した。

今回は、ベースとギターについて紹介しよう。

img_0220.JPGベースは、普通、DI(Direct Box)を使用して録音する。今回は、僕らが長年お世話になっている浜口町の楽器店、『本田楽器店』さんより、試奏用にお借りしたAVALON DESIGNのU5を使用した。

これは、業界では非常に評価が高く、レコーディング、ライブ問わず、一流プロの間ではもはや定番機だ。

当然、僕も以前から興味津々だったのだが、 何しろ高く(買値で6.5〜7万円前後)、現物も無く音も聞けない状況だったので後回しになっていた。

それが本田さんに入ったので、お願いして貸して頂いたわけだ。

因に弊社には、同じAVALONのVt737spというヘッドアンプの銘機がある。これにもDI機能が付いている。

早速、これとの比較から始めた。

ベーシストはドラムの山本君同様、僕が長年絶対的な信頼を寄せるスーパーベーシスト、ヨシオ君だ。彼との付き合いは、それこそ僕のエンジニア生活とほぼシンクロする程古い。

とにかく、その卓越したテクニックと安定したリズム、ベースらしい音色、どれをとっても一級品だと思う。

まず、737spに繋いでみた。非常に抜けよくモッチリした音色。やはり球(真空管)の特徴が出ている。しかし、今回は録音する4曲のうち、一曲は、全編スラップ(チョッパー)奏法を使う。チョッパーでバキバキいくと、やはりローが何となく遅い。ついて来れてない印象がある。

で、 U5にチェンジ。。。。。

出した瞬間、お互いに顔を見合わせた。・・・・・全然違う。

img_0217.JPGimg_0227.JPG非常に抜けよくナチュラルなのは同じなのだが、ローのスピード感が全然違う。とにかく、これぞベースという音色。ヨシオ君も弾いていて楽しくなるサウンドだと言う。

聴いていてもそうだ。そのサウンドが文句無しだったので、他のパラメーターは一切触らず、直接、dbx162SLコンプに繋いで、ノンEQで、録音を始めた。

オケに入れても、一切不具合は無い。EQする必要性を感じない。主張しすぎる事も無いが、はっきりとした存在感がある。

欲しい・・・・・心の底から思った。。。。。多分、近いうちに買う。

次はギター。これは私めの担当。

PHOTOが、今回使用したアンプ群。
僕が愛してやまない宝物達だ。

上から、Mesa Boogieの50 CALIBER+、Marshall 1959 img_0223.JPG1971年製、FENDER TWIN Reverb 1980年製。

今回は、スピーカーは使用せず、PHOTO にあるPALMERのスピーカーシュミレイターを使った。

これは、いわゆるダミースピーカーで、アンプのスピーカーアウトに繋いで、あたかもスピーカーの前にマイクを置いて録音したようなサウンドを再現する装置だ。

これも、前々から欲しくて、やっと去年手に入れた物だ。これを使えば、どんなアンプもスピーカーを爆音でならす事も無く、フルアップの状態でラインレベルにて卓に取り込む事が可能になる。

しかし、本当にロックな音質(フィードバック音等)にこだわるなら、やはりスピーカーにマイクだが、恐らく、ブラインドテストでも判別不能だと思う。 それくらい良く出来ている。

今回は、ディストーション・ソロ用に、Boogie+Les Paul、カッティングにFENDER+Strat、その他のSoloに、FENDER+Les Pauleを使用した。

僕の一番の宝物、1959は、ロック過ぎるサウンドが災いして、今回は選ばれなかった。

img_0226.JPG使ったエフェクトは、カッティング時にPHOTOにあるNK_ROCK_SOUNDのCompだけ。

こいつは、日本製で、NETで発見して良さげだったので買ってみた。

悪くはないが、スンゲーとまでは思わない。値段ガトかな?(15.000円程度)

・・・・・

いよいよ残るボーカルのオーバーダブが完了すれば、録りは終了。月末に予定されている、怒濤のミックスへなだれ込むだけだ。

ヤルゼー!!!

控えているモニター候補も、この時チェックしようと思っている。お楽しみに!!!(誰が?)

山本君と松ぼっくり

2月 13, 2009 in blog

img_0195.JPGなんやら生温い日が続いておりますが、来週には再び真冬の襲来らしいどす。風邪等召さぬようにご用心程を。

僕はと言えば、1月から続いているCD製作も、大方のアレンジも終わり、昨日、生ドラムのレコーディングも無事終了して大きな山は越えた。( PHTO-1は、僕が最大限の信頼を寄せるドラマー、山本君)

この手のレコーディングは、まず、バッチリ、クリックに合わせられるジャストなリズム感と、どんな音楽にもフィットする バランスの良い音色が求められる。当然、確かなスキルもね。

長い付き合いでもある山本君は、そんな難易度の高い仕事を、いつも、にこやかにさらっと確実にこなしてくれるスーパードラマーだ。長崎のような地方都市では得難い人材です。

これからも、頼りにしてまっせ!! 山本君!!

※ 因にマニア情報。写真に見えるマイク類は、トップにAKG C414、タムにシュアーSM57、キックにテクニカのATM-25、ハットにAKG C451EB、スネアトップにシュアーBeta57、ボトムにSM57、という至ってオーソドックスなセッティング。録りの際は、コンプやゲートは一切使わないし、EQも最小限度。足す事はほぼ無い。

ケーブルは、Beldenを直引きにて卓にダイレクトインしている。勿論、壁貫通だ。

(ありがとうねー、マッキー、また遊びにこいよー。)

。。。。。そんなヲタ話はさておき、

昨年の6月より続いて来た、浜の町ストリート・ミュージックステージ・ハマスカも、いよいよ来週22日をもって最終回になる。

(実は、別の形で、春から再スタートするという噂もチラホラ。あれば良いね。。。。)

img_0216.JPGそのラスト・ステージを務めるのが、『松ぼっくり』なるグループだ。なんとなく、ほんわかしたネーミングだが、その中身は、ボーカルとピアノ、女の子2人のデュオだ。

このデュオ、何を隠そう、この私めが仕掛けた、いわゆる私めプロデュースのアーティストなのだ。

ピアノは、以前、このブログでも紹介した長崎大学の音楽科の才媛、小林女史。ボーカルは、僕の主宰するボーカルスクールの秘蔵子、松尾女史。

小林さんは、アカデミックな音楽教育に裏付けされた確かな知識とスキル、だけでなく、ポップミュージックに要求される、リズム感とアドリブセンス、おまけに、素晴らしい歌声まで持った、 今時の学生には珍しいほどのハイレベルなミュージシャンだ。

かたやボーカルの松尾さんは、その伸びやかでパワフルな歌声、抜群のリズム感、まだ19才という若さながら、しっとりとしたバラードまで聴かせる事の出来る叙情性、まさに天性の声を持つボーカリストだと思う。

そもそも、松尾さんは、僕のところに来た17才の頃から歌唱力はずば抜けていた。それだけでなく、何か楽器を覚えた方が良いとアドバイスすると、わずか2ヶ月程度で簡単なギターの弾き語りが出来るまでに上達する素直さとセンスをも持ち合わせていた。

あとは経験だけだ、と僕は思った。しかし、簡単にはぴったり来るメンバーなど見つかるはずも無く、どうしようと思っていたところで、小林さんとの出会いが会った訳だ。

そんな2人が紡ぎ出すサウンドを是非聞いて頂きたい。

そのレパートリーは、邦楽から洋楽、ロックからジャズっぽいものまで、時代も、1960年代から、2000年代までと縦横無尽だ。 エバーグリーンな名曲から、最新ヒット曲まで、彼女等の柔らかな感性に響いた曲がセレクトされている。

今回の場所は、なんと浜屋前。長崎1の繁華な場所、といってもいいだろう。そんな場所でのストリートライブ。日程は、2月22日。ぞろ目だね。時間は、午後2時からと3時半からの2回です。

是非是非、聴いて頂きたい2人です。