Archive for 10月, 2008

 

ついに来た!!

10月 29, 2008 in blog

cimg1157.JPG何がって?

i Mac ですな。ははははははははははははははははははは

いやー美しい。やっぱMacは美しい。やっぱ、美しい方がえーなー 、何でも。。。。

しかし、でかい、でも薄い、軽い、静か、・・・・・

そして、速くて明るい。

これまで5年間、がまんしてがまんしてMac G4を使ってきたが、ついに辛抱たまらずi Macの24インチを買っちまった。

何しろ、訳も無くフリーズしまくってたからなーG4の野郎は。きっと、はずれだったのね、とほほほ・・

まっ、しばらくは並走となるけどストレスは30% OFFってcimg1161.JPGとこやねー。

しかし、高い。・・・・・何が?

ソフト。。。。

ソフトだけであと2台近く買える。なんじゃーこりゃー!!!

Macだからしゃーないのかいのー、くっそー。

僕の仕事は、Macなしにはほとんどお手上げだ。

録音は、Mac G5。 事務は、この i MacとG4。・・まっ、そのうちすべてi Macに集約されるだろうけど。

しかし、美しいのー・・・・これで見るDVDは初めて見る色だ。

名盤シリーズ#11 Queen A Night At The Opera

10月 29, 2008 in blog

ここんとこ疲れてる、心身ともに。・・・夏の疲れがどっと来ている感じだ。

どこかでしっかり休んで備えよう。秋もまた忙しい。

そんな時の癒しの一つが音楽だと思う。
好きな音楽は、その内容の素晴らしさだけではなく、それを初めて聞いた頃へ一瞬で連れて行ってくれるタイムマシンでもある。

今日の名盤もそんな一枚。

img006.jpg1975年制作

アーティスト Queen

タイトル A Night At The Opera

プロデューサー Roy Thomas Baker & Queen

エンジニア Mike Stone

邦題『オペラ座の夜』と呼ばれる本作品を初めて聞いたのは高校一年の冬、16才だった。

既に、このアルバムに含まれている『ボヘミアン・ラプソディ』 のシングルを聞いていた。

そのとてつもない音楽クォリティの高さにぶっ飛び、メロディの素晴らしさに涙し、ギターソロのかっこよさにしびれた。

そもそもクィーンを初めて知ったのは、高校一年の春ぐらいだったと思う。

中三の頃、ターンタンチェックと共に日本中に吹き荒れたアイドルグループ『ベイシティ・ローラーズ』旋風が収束した後、次なるイギリス産イケメン・ロックバンド登場、みたいなノリで紹介されたのがクィーンだったと思う。

ので、僕らは当初避けていた。ところが時間を置いて人づてに、それがとんでもない誤解で、確かにイケメン揃いではあるがサウンドも本物で、相当の手練揃い、という話が伝わってきた。

そこで僕らはようやく重い腰を上げ、友人が持っていたサードアルバム『シアー・ハート・アタック』を借りて聴いてみた。

確かに本物だった。特に『キラー・クィーン』や『ナウ・アイム・ヒアー』は、かなり気に入った。

※ ただ、友人の中には、キラー・クィーンはビートルズのマザー・シュッド・ノウのパクリだ、と言い張るヤツもいて賛否両論だったのも事実だ。僕自身、ガチガチのハードロック野郎だったし、ビートルズは神だったので、何となくヤワな感じがしてバンド自体にのめり込む事は無かったように記憶している。

そんな感じを吹き飛ばしたのが『ボヘミアン・ラプソディ』だった。

これは文句のつけようが無かった。

さて、本題に入ろう。

そもそもクィーンは、デビューした時から、その作品の完成度は高かった。

恐らくデビュー時、既に彼らには、バンドの方向性と言うか方法論が確立していたと思う。

これらの方法論をより明確にするために、そしてレコーディングするにあたって技術的に具現化できる職人として選ばれたのが、プロデューサーのロイ・トーマス・ベイカーとエンジニアのマイク・ストーンだと思われる。

そもそもロイ・トーマス・ベイカーは、『T.REX』の作品で、プロデューサー、トニー・ヴィスコンティと共にそのサウンドを作り上げたエンジニアだ。

T.REXの作品も、分厚いギターとコーラスが印象的だったので、きっとクィーンのメンバーも、そのサウンドが好きだったのに違いない。

この作品で聴かれるサウンドからは、いくつも特徴的なサウンドが聞き取れる。

まず、でかく分厚いドラム。アナログテープの特徴を遺憾なく発揮し、恐らくオーバーロード気味に録音されていて、低めのチューニングをさらに厚くしている。

※ バンドサウンドの要であるドラムに関しては、エンジニアのマイクストーンもただならぬこだわりがあるようで、ごく普通に聞こえるが、絶妙なマイクアレンジにより、より生々しく聞かせることに成功している。(これぞブリティッシュサウンド!!!)

※ 何かのメイキングで、ロジャー・テイラーのタムに、ノイマンのU-87がずらっと並んでいたのを見た事がある。ドラムマイクにコンデンサーマイクを多く使うと、サウンドがウエットになる。

つまり、ドラムサウンドにアンビエンスを含ませることで奥行きを与え、若干 後ろへ定位させる。こうすることで、よりドライに録られたピアノやギターとの立体感が生まれる。

スバラスぃー!!!

そして、何と言ってもコーラス。コーラスサウンドこそ、クィーンのクィーンたるところだ。
フレディ、ブライアン、ロジャーの全く異なる三人の声質が、魔法のごとくブレンドし輝く。
この魔法のコーラスを持っているおかげで、クィーンは他の楽器を必要としなかったのかもしれない。

※ このコーラス。常に三人一緒に録っていたらしい・・・グレイト!!! ピッチが良かったのね〜。

さらに、ブライアンのギター。
アンプはVOX-AC30一本やりの彼だが、例のトレブルブーターをノーマルチャンネルへぶち込んで充分なディストーションを得ている。後は、ほぼノーエフェクトで、ブライアン自作のギター、レッド・スペシャル? による万華鏡サウンドが、クィーンの華麗なるアレンジを彩っている。

そんな分厚いギターやコーラスが、必要に応じて飛び出てきたり、左から右へ走り抜けたり、左右に広がったりして、厚みと広がりを曲に与えている。

この定位感こそ素晴らしいのだ。それぞれの場所とエフェクト(掛け録りが多い)が、綿密に計算され尽くしていて、聞き手に新鮮なサプライズを与えると同時に音楽的安定感をももたらす、という離れ業なのでごわす。(どこの人?)

さらにはビートルズ以来のイギリスの伝統文化ともいうべきSE(サウンドエフェクト)も、要所要所にちりばめられていて、このアルバムでも随所で聞くことができる。

※二曲目のボードヴィル調の『うつろな日曜日』のボーカルは、一旦録音したボーカルをヘッドホンから再生し、それを金属のカンカンへ入れて、改めてマイク録りしている。

クィーンサウンドの基本はとてもシンプル。分厚く低いドラムと暖かく太いベースに、きらびやかなピアノが広がり、ブライアンのエッジの立ったギターが絡み、そこに力強いフレディのボーカルが乗っかってる、というもの。
しかも、リバーブ等のエフェクトも必要最小限度で、多くはノンエコーのドライなものだ。
ただ、時折効果的にフェイザーかフランジャーを使うことが好みのようだ。

勿論、単にシンプルなだけでなく、一音一音非常にクリアーにしっかりと録音されていて、基礎的な録音技術の確かさが分かる。

おそらく、このシンプルな基本形もクィーンの確固たるプライドの現れだと思う。

曲自体に絶対の自信のある証であるとともに、自らの演奏のみで表現仕切るという宣言なのだと思う。

まさに、その名前のごとく誇り高きバンドなのだ。

T.REX等の録音と比べても、圧倒的に音質や定位感が優れている。勿論、時代が新しい分、機材の進歩もあったとは思うが、きっと、バンド自身のサウンドへ対するセンスと吸収力がズバ抜けていためだと思うし、Queenに関しては一枚目から一貫してエンジニアを担当するマイク・ストーンの天才的な職人技によるものだということを、メンバー自身もインタビューで認めている。

※ やはり、名盤の陰には天才エンジニア有り。因に、マイク・ストーンは、後にジャーニーで大きく名を挙げる。残念なことに2002年に亡くなった。

特にこの時代は、ビートルズに始まるロック革命が、ブルースやクラシック、ジャズ等、ありとあらゆる音楽を飲み込んで肥大化し、それらが、ハードロックやプログレッシブロック等のように、ある程度の結果として結実した直後の時代とも言える。

つまり、クィーンは、それらの方法論すべてを取り込み吟味して彼ら自身のサウンドを構築できた世代なのだ。

勿論、才能あっての事ではあるが。

ゆえに、彼らのサウンドからは、ビートルズ、ハードロック、プログレッシブロック等の、良い意味であらゆるロックミュージックのエッセンス(よりブリティッシュの)を感じる事ができる。その上で、シンセを使わない、とか、コーラスは自分たちだけでとか、あえて枷をはめる事で、自らのオリジナリティを確立しようとしたのではないだろうか?

改めてボヘミアン・ラプソディを聴いてみる。

のっけのコーラスから圧倒される。真ん中、左右、それぞれのパートを丹念に丹念にオーバーダブして行った様子が分かる。

普通ミュージシャンというものは通しの演奏を好む。演奏の途中で止められるのは嫌なもんなのだ。しかし、彼らは恐らくこのアイディア(複雑な定位分け)の素晴らしい結末が見えていて、楽しみながら恐ろしく長い集中力を要する作業を乗り切ったに違いない。

その他の演奏は、いつものようにピアノ、ベース、ドラムにフレディのボーカル、という至ってシンプルなもので、ボーカルに薄くプレートエコーが掛けられているのみだ。

さて、本編のハイライト、中盤のオペラだ。

これを初めて聴いた時には、とにかくぶっ飛んだ。そもそも当時の僕らはオペラなんて聴いた事なんか無い。
こんなアカデミックな技が出来る、という事だけで尊敬した。

それはさておき、こんな複雑なコーラスワークをいかにして録音したのか? これがエンジニアになってからの僕の疑問だった。

おそらくは、クリックを聞きながら、ドラムとベースとピアノでベーシックを録音し、その後、じっくりコーラスをダビングしていったのだろう。・・・・しかし、すごい。

僕が好きなのは、フレディのアーアーアーアーアーと左から右へ重なりながら移動していく部分だ。
多分、これも一音一音、別トラックへ録音し、後で、2トラックへピンポンしたのだと思われる。何たる芸術への執念。 なんせ、24トラックしかないもんね。

そして、続くブギー部分からエンディングまでは、テープの別部分に録音して、後でマルチ編集をしたのではなかろうか? ・・・ここはちょっと自信ないけど。

おまけ話。。。。あまりにもダビングや実験をやりすぎて、マスターテープが薄くなって透けてきているのに気づいて、慌ててニューテープへダビングしたという。

あー何となく分かる話です。僕も、こんなに没頭できるレコーディングをまたやってみたいもんだす。

新開君再び!!

10月 15, 2008 in blog

081012_235901.JPG先日、大分から、新開君が来た。で、一仕事後、飲みに行くことに・・・

(PHOTOは、飲み屋ではしゃぐ新開君。)

ここんとこ、飲み会が多い。先週もバンド仲間達と飲んで、今週は、新開と飲んで、来週はまた飲み会がある。一つ残念なのは、参加メンバーは玉保有率100%、男のみだっつーこと。

で、新開君。彼は、以前、このブログにも登場したことのある、随分年下の友人だ。

元々はドラマーなのだが、出会いのきっかけは、10年前のブリックホールの長崎市民創作舞台、『長崎時空漂流記』だ。

突然キャストの一人が家庭の事情で降板することになり、急遽集めた候補者の中から選ばれたのが彼だった。

その4年後、僕が再び、作・演出を手がけた市民参加舞台『四郎外伝』でも、素晴らしい演技を披露してくれた。

そんな彼は、現在大分の山奥で小学校の先生をしている。ただし、まだ臨時教員だ。

こんな男こそ合格させろよ大分県教育委員会!! アホなバカ息子やバカ娘を教師にする前によ!!

やつには、袖の下を渡せる経済力は無いが、子供と夢を語れる熱いハートは有るばい。

で、今回の来崎の目的は、長崎のダンススタジオ、ダンスマスターズが毎年手がける大型舞台『Dance Masters Extravaganza Vol.20』の、ナレーション録りのためと、デート&観光だ。

やつもそろそろ良い年なので、良い奥さん決まると良いけどね。なっ、新開!!!

10092252091.jpgこの舞台、三部構成になっていて、一部はダンスアラカルト、二部は子供向けの物語型式のミュージカルっぽいもの、三部はその年毎にテーマを考える創作もの、となっていて、新開君が担当するのは、二部の子供向け物語のナレーションなのだ。

因に、物語はディズニーの『リトル・マーメイド』。ナレーション・キャラクターは、海の国の王、トリトン。

新開は、低音の太い良い声をしているので、キャラ的にはドンピシャだった。(生来の軽さを除けばね。)一応、ディレクションは一言、“シェークスピアを演る仲代達矢のイメージ”  なんつって。観たことも無いのに。

仲代達矢になれたかどうかは、実際の舞台を観て(聞いて)頂く他は無いので、興味のある方はどうぞ。

『Dance Masters Extravaganza Vol.20』11月30日、長崎市公会堂、昼夜二回公演。
(PHOTOは、今年のポスター。)

ハマスカ#6 心人(こころびと)

10月 07, 2008 in blog

長崎は今日から“おくんち”だ。

約380年も続く、長崎を代表するお祭りだ。

その発祥時は、当時のキリシタン弾圧政策にも関与するようなきな臭い面もあったと伝え聞くが、今となっては市民に依る伝統芸能として、これほどのクォリティを有するものは世界的にも稀ではないかと、ガチの長崎っ子である(生家は伊良林一丁目、中通りの産院で出生。) 僕にとって、鼻の穴の膨らむ、とても誇らしい気分のする祭りなのであります。

081005_140101.JPGさて、先日の日曜はずっと雨だった。せっかくのハマスカなのに。

これじゃ、晴れ男の異名も返上せねば。

しかし、そこはアーケイド、雨なんて何のその。ついでに、心配されたココウォーク影響によるお客さんの大幅減も、思ったよりは無かった。

まっ、そんなことはさておき、わざわざ博多より、雨中、来て頂いたのが、心人(こころびと)さんだ。

アコースティックギター&ボーカルの大塚拓也君と、キーボード&ボーカルの宮田真美さんからなる、デュオだ。

彼らは、現在、博多にて、音楽活動を展開しているそうだ。

アコースティック・ギターとピアノのハーモニーは、最小人数に依るアンサンブルとして、とてもバランスが良く、豊かな広がりを聞かせてくれた。

何より素晴らしいのは、彼らの“うた”だろう。2人とも、素晴らしい声の持ち主で、それぞれがソロでも、コーラスでもいける。2人のハーモニーは、とても美しいものだった。

081005_153501.JPGリハの段階で、道行く人々から拍手が起っていたのが何よりの証だろう。

その上彼らは、出演交渉時から本番までの様々なやり取りの中で 、若いに似合わず(失敬)、とてもしっかりとした心のこもった応対ぶりに、おじさん(俺)は、相当感心した。

・・・・しかし、彼らの歌声を聞いていても思うのは、最近の音楽の“癒し” 傾向の多さだ。

歌は世に連れ人に連れ、という言葉もある。この殺伐とした世の中では、せめて歌ぐらいは穏やかに癒されたい、と思うのだろう。

僕らの時代はそうではなかった。僕らにとって、音楽は(Rock)は、反逆のための武器だった。
青臭いけど、それはそれで本気だったのだ。・・・・

おっと、おっさんトークはこれくらいにして、今後の心人さんの活動に期待したいと思います。

皆さんも、どこかで彼らのライブ接する機会があったら、是非、その優しい歌声に耳を傾けてみて下さい。

さて次回は、10月19日、果里(かりん)さんの再登板です。

とても評判の良かった前回ライブから3ヶ月。また、ひと味違う果里ワールドを聞かせてくれることでしょう。

ご期待あれ。

愛機シリーズ#20 Fender Twin Reverb 1980

10月 03, 2008 in blog

10月・・・・僕の誕生月だ。もはや嬉しい年でもない。・・・どころか逆行したい気分だ・・20年くらい。

10月といえば長崎は“くんち” だ。

後、数日で、周りはくんち一色になる。・・・今年も食うぞ、梅ヶ枝餅 。

ところで、長崎には新しいアミューズメント施設が華々しくオープンした。

また人の流れが分散して、中心街が寂れるのかも・・・・もはや、中心街と呼べるのかさえ疑問。

おっさんの僕には、せいぜいシネコンとフード関係ぐらいにしか興味は無いのだが・・・・・。

で、今日の主役。

久々の愛機シリーズ本編。とはいっても、音響機材というより楽器だ。

cimg1148.JPG#20 Fender Twin Reverb 1980年製。

昭和の頃、外国製ギターアンプといえばこれを指した程、どこででも見た。

1950年代のツイード・ツインアンプを始祖とし、60年代のブラックフェイス・ツインリバーブと続き、69年頃に、通称“銀パネ”と呼ばれる本シリーズの第一弾が出た。

で、80年初頭まで続き、その後、ポール・リヴェラによる、第二期ブラックフェイス時代が3年程続き、フェンダーの黄金期は終わる。

ここまでのフェンダーはすべて、ハンドワイヤードに依る手作業製品だ。
(因に、マーシャルがハンドワイヤードだったのは73年までだ。)

70年代の日本歌謡界隆盛の折、こぞって使用されたのが、このシリーズcimg1153.JPGだ。

元々、フェンダーアンプは良く歪んだ。しかし、時代を経るに従って、よりクリーンなサウンドが望まれるようになったため、どんどん歪まなくなっていった。よりフレキシブルでもあるからだ。(マーシャルのような馬鹿でかく、歪むアンプは、使いにくく敬遠された。)

中でも、このツイン・リバーブの銀パネは、クリーンを極めたアンプとして君臨していた。

当時、歌手が地方を回る際、ギタリスト用にレンタルされるアンプは、九分九厘、ツイン・リバーブだったため、楽器店もPA屋さんも、必ず持っていたと思う。

僕が最初に、ツイン・リバーブを触ったのは、多分、19才くらいの時だ。

全く歪まないアンプに、どこが良いんやろ? 位の感想だったと思う。当時の日本製、ローランドのJC-120や、ヤマハのJ-100あたりと同じような気がした。

要するに、当時の僕の関心はあくまでも歪みであって、歪まないアンプには殆ど興味はなかった。

我が社のツインも、元々は、某オールディーズ系ライブハウスのPAを請け負っていた頃、倉庫に転がっていたのを、使わないのなら、ということで貰ったものだ 。1993年のことだ。

リバーブも壊れていて、音も何か変だった。

結局、うちでも、ずっと倉庫に眠りっぱなしだったのだが、いよいよ整理のために廃棄しようということになって、最後に、ということでサウンドチェックしてみると・・・・それなりに鳴る。

こりゃもったいない、となって、リペアしてみることにした。

リペアに出したツインは、スピーカー、チューブ一式を全交換、その他、コンデンサー類も交換し、経験豊富なチューブアンプ専門のリペアマンに依って入念にチューニングされて帰ってきた。

プロには出してみるもんだ頼ってみるもんだ。(たまに偽物もいるのでご注意を!!)

同じアンプとは思えない程素晴らしくなっていた。

で、嬉しくなって、散々に弄くり倒してみると、これがまぁ〜すんばらすぃ〜音を出すやないか〜。

うちのツインは、マスターボリューム付きなので、マスターはビビらずフル10にする。

で、ミドルを7~10、ベースを2、トレブルほ4~6くらいで、ボリュームを出来るだけ上げる。

出来れば、7以上にしてみて欲しい。これで、ストラトを突っ込んで、フロントで弾くと・・・・・・

歪みなんぞいらんわい、という気分になる。エフェクトなんぞもってのほか。

チューブアンプは、パワーアンプをサチュレーションさせてこそ本当のサウンドを出す。それゆえマスターフルなんだす。(だからこそ、1ボリュームアンプは音が良いのだ。)

サチュレーションすると、ハイが潰れて、太いサウンドになる。(勿論、抜けはばっちり。)
それまでの、パキっとした音が、なんやら、ぶっとくて、ヌメっとした色気のあるサウンドに変わる。

勿論、好きずきだが、僕は大好きだ。 ツイン・リバーブは、オール・フルにしても、せいぜいクランチ程度にしか歪まないが、歪まなくても、素晴らしい音の艶、サスティーン、太さ、温かさ、かつ耳に痛くないハイの抜け・・およそ、ギターアンプに求められる要素のほとんどを高次元でクリアーしている。

当たり前だが、素晴らしいのだ!! トーンが!! やっぱり、フェンダーだけが持つトーンなんだな〜。

しなやかな鋼のような、かつ温かいサウンド・・・というかな。。。音の表現はむずい。

なるほどー、銘機と言われる訳だー。(遅っ!!!)

cimg1149.JPGうちのツインは、135wなので、これだけのボリュームを出せば、マーシャル1959もまっつぁおの破壊的音圧になるので、ライブでは難しいだろうね。

しかし、クリーンなままどこまでも伸びゆく音を聴いていると、えも言われぬ陶酔感に浸れる。(キモッ!!)

マーシャル1959にレスポールを突っ込んで、ハードなリフを弾く時の怒濤の洪水サウンドと双璧だ。

因に、クリーンアンプの双璧と言われる、ローランドJC-120も、現行よりも音が良いと言われる80年代のモデルを所有しているので比べてみた。

まず、同じ位の大きさにも関わらず、重さがまるで違う。計った訳ではないから正確ではないが、ツインリバーブは、JC-120の倍くらい重い。(レンタルするならJCね。)

cimg1154.JPGノイズレベルは、JC-120も、コーラスを使わなければ、ほぼ五分だ。肝心の音質は、やはり、ツインのホットなミドルと比べると細い。(この細さを好む人も多い。)

JC-120は、トランジスタだけどボリュームを上げて行くと結構歪む。音圧は、変わらないね、互いに。

ただ、やはり、ツインの方が、圧倒的にスピードが早く、サウンドが前に出る。球と石の差かな?

同じクリーンでも、相当趣の違うサウンドだ。・・・・・好みだな。後は・・・

あくまで個人的見解だが、ツインは、バッキングでもソロでも充分いけるが、JC-120は、バッキングはバッチリだが、ソロは今2かな(生音では) 。。。。。という感じ。

男はやっぱりタマでしょう!!!

結局、ツインリバーブは、個性が無いのが個性というわけでもないが、へヴィー・ロック以外の音楽なら、殆どの音楽にフィットできるアンプだと思う。それこそ、ロックから、ポップス、ジャズまで。

そういう意味においては、世界一、使い勝手の良いアンプと言えるだろう。

僕個人としては、カッティングやアルペジオ等のクリーンサウンドは勿論だが、やはり、ブルージーなソロに、より、ピシャリ、だと思う。(BB.Kingの愛機も、ここ10年以上、ツインリバーブだ。)

※ジミヘンも、リトル・ウイングあたりは、いつものマーシャルではなく、やっぱりフェンダーのクリーンサウンドじゃなきゃピシャリとこない。

(オリジナルは、ブラックフェイス・バンドマスターらしい。)

僕の所有する、この80年モデルは、ビンテージの中でも比較的新しく、その圧倒的なシェアのお陰で、まだまだ、随分、数があるようだ。

機会があれば、是非、手に入れて、調整して、素晴らしいトーンをご堪能あれ。