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愛機シリーズ 番外編#1 BOSS OD-1

9月 18, 2008 in blog

かなり久しぶりですな。季節は、一気に秋へまっしぐらかと思いきや、なかなか夏の残像は消えない。

そういえば、今夏は台風が一個も来なかった。今来ているヤツも、多分、長崎はそれる。

この台風が消える頃、一つ、秋は深まるのだろう。

久々なので、今日は、ちょっと毛色の違ったもんを紹介しよう。

唐突だが、僕は、ギターが大好きだ。中でも、エレキギターが。(因に、小生のポジションは、一貫してボーカル。)

誤解を恐れず言えば、エレキギターこそがロックだ。

当然、その周りにあるものも大好きだ。アンプだったり、エフェクターだったり。

という訳で、今日のテーマはエフェクターだ。昔は、“アタッチメント ”なんて言ってたな〜。

エフェクターとの出会いは古い。ビートルズの狂信者になった中三の頃には、すでに知っていた。

それはファズだ。30年以上も昔のことだ。それと、そのファズが一緒に組み込まれたワウワウ、ワウファズ、なんてのもあった。

自分で最初に買ったエフェクターは、マクソンのD&SIIというディストーション(残念ながら、大昔に売却)と、同じマクソンの フェイズトーン999というフェイザー。(なんと今も現役だ。)18才の頃だった。

楽器屋さんで試奏したときは感動したな〜。

とにかく、エレキギターにとって、特にロックギターにとっては、何と言っても、いかに歪ませるかが、今も昔も肝なのだ。

そうなのだ。前置きがはなはだ長くなったが、番外編のゲストは、ずばり、“歪みエフェククト、それも、愛してやまないオーバードライブ特集 ”(長い!!!)なのだ。

かなりの個体数になったので、しばらく続けてみようと思う。

例によって、更にマニアック度が増す事をお断りしておきます。(機器類の名前や機能の説明は、ご存知である事を前提に極力省きます)お好きな方だけどうぞ。

※因に、サウンドインプレッションに使用したギターは、フェンダーC/Sのストラト、あんど、ギブソン・レス・ポール。アンプは、フェンダー・ツインリバーブ1980年製、あんど、マーシャル1959、1971年製。

cimg1132.JPG

その一 BOSS OD-1 1978年製

買ったのは、1978年。

銀ねじで、レッドが、エフェクトON時に点きっぱなしになる、いわゆる第二世代といわれるものだ。
その自然なドライブトーンは全世界を席巻し、今では、ビンテージ品として、プレミアが付いている。

しかし丈夫だ。数々の傷が歴戦を物語っているが、買って以来30年。まったく壊れない、ガリすら無い。恐るべし、Made in JAPAN。

これを最初に聞いた時は、その自然な歪みに本当に驚いた。それまで知っていた、ファズやディストーションとは明らかに違う。キャッチコピーの通り、正に、アンプをドライブしたトーンに非常に近いと思った。

そういえばこの頃は、チャーがブレイクしていた頃で、僕らも、その卓越したプレイとサウンドに大注目していた。

で、彼が使っていた機材を調べた。ギターはご存知、フェンダームスタング。これは、アメリカではビギナー用として売られていた安物で、人と同じモノを嫌う癖のあるアーティストらしいチョイスではあるが、いかんせん、このギターはパワーが無い。

チャーはその欠点を補うべく、マクソンのバワーブースターをかましたcimg1133.JPG上で、マクソンのオーバードライブOD880を繋ぎ、ハイワットにぶち込んでいた。

で、僕は、すぐに、そのOD880と、楽器店に紹介された、同じマクソンのOD808を取り寄せて、OD-1と比べてみた。

※世界初のオーバードライブは、どれなんだろう?  今も続く、マクソンとボスのエフェクター覇権闘争。

試したアンプは、ヤマハのトランジスタアンプ。

驚いた事に、どんなにがんばっても、OD880は、くぐもった情けない音しかしなかった。値段も、OD-1の倍くらいしたので却下。どんな魔法を使えば、チャーみたいなサウンドになるのか、とても不思議だったのを覚えている。

当時の僕らには、ハイワットというチューブアンプがどんなに素晴らしいものか、なんてことも、OD880は、チューブアンプに使用して初めて真価を発揮するもの、なんて事も、知る由もなかったのだ。

OD808は、値段も安く、OD880と比べれば抜けも良かったし、さすがに後のチューブスクリーマーと同等品なので、悪くはなかったのだが、やはり、トランジスタアンプでは、今イチ歪みが足りず、悩んだあげく、OD-1を購入したのだった。

チャーのサウンドは、ハイワットという素晴らしいチューブアンプと、何より、圧倒的な彼のテクニックに依るものなのだ 。・・・・・・しかし、パーワーブースターというのは渋い。

今、OD-1を、改めて聴いてみる。

どクリーンのツインリバーブだと、やっぱり、もう一つ歪みが足りないし、ハイ・ローが、すっぱりカットされているので、ナローな感じは否めない。歪み成分も、荒っぽくてガサツでハウリやすくてノイジー。(良いとこあんのかー?)

その昔絶賛された、マーシャルとのコンビも、オンする前の、ド迫力のレンジ感が、オンと同時に、ぐっと狭まって安っぽくなる。歪みは当然増えるが、汚さも増す。

あ〜あのとき、OD808にしておけば良かった・・・・。

結論。

・・・今の感覚で聴くと、とても使用する気にはなれない 。特に、シングルコイルのギターは。
ハンバッカーだと、幾分、好きな音も出る。しかし・・・・・多分、今後の出番は無いだろうな〜。

唯一、トランジスタアンプで、昔のフュージョンのような曲を演奏するときには、効果を発揮すると思う。
(昔のサウンドを再現するという意味で)その際は、是非、ES-335+コンプレッサーをお忘れなく。

しかし、このOD-1が世に広まったからこそ、その後のオーバードライブの歴史がある事も忘れてはいけない。

何より、僕の青春の始めから、30年も一緒だったヤツなのだ。捨てたり売ったりなんかはできないのだ。